マイナンバー制度は信頼できる? 50代では8割がノー、「全く信頼できない」も3割に

他人の保険証や公金受取口座と紐づけされたことが発覚し、河野太郎デジタル相ら3大臣が謝罪する事態にも。マイナンバー制度は本当に信頼できるのか?

2023/06/02 07:00


マイナンバー

2016年から交付が始まったマイナンバーカード。情報を管理する国や自治体のメリットはわかるが、自分にとって便利と思えない人が多かったのか、当初は遅々として普及が進まなかった。


画像をもっと見る

 


 

■3大臣が謝罪

国は「アメ」としてマイナンバーカード申請者にポイントを付与したり、住民票の交付やふるさと納税、ワクチン接種証明書を取得しやすいといった仕組みを用意して普及に務めている。

5月31日には、2024年秋に現行の健康保険証を原則廃止するマイナンバー法などの関連法改正案が、参院特別委員会で可決。2日の本会議で成立する見込みだ。

しかし、マイナンバー保険証の誤登録は去年11月までに7千件以上起きており、別人の公金受取口座と紐付けられる事案も発生。松本剛明総務相、加藤勝信厚労相、河野太郎デジタル相が謝罪する事態となっている。


関連記事:梅沢富美男、マイナ保険証“資格確認書”の有料化案に怒り 「金をよこせって…」

 

 

■26年には新カード導入も

写真を撮ってスマホでアップするなど、一人ひとりが手間をかけて手にしたはずのマイナンバーカードだが、デジタル庁は2026年にもセキュリティを高めた新カード導入を目指す方針だ。

トラブルも多く、できたばかりゆえか制度が変わることも多いマイナンバー。世間はどれくらい信頼しているのだろうか。


関連記事:河野太郎大臣、マイナカードの交付枚数8000万枚を突破 ファンからは労いの声

 

 

■7割が「信頼できない」

Sirabee編集部が、5月25〜26日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象にマイナンバー制度の信頼度について調査したところ、「非常に信頼できる」と答えたのはわずか2.1%。「やや信頼できる」が30.8%。信頼している人は3割にとどまった。

最も多かった回答は「あまり信頼できない」で、45.6%にのぼっている。「全く信頼できない」という厳しい意見も21.5%となった。

マイナンバー


関連記事:河野太郎大臣、マイナカード申請が9500万枚を突破 「素晴らしいです!」

 

 

■中高年ほど不信感

なお、今回の調査では、世代によってマイナンバー制度への信頼感が異なる結果となった。デジタル技術への親近感に差があるためか、「全く信頼できない」は60代を除いて若い世代のほうが低く50代では29.2%にのぼる。

「あまり信頼できない」は60代で最も多く、52.2%だった。また、すべての世代で信頼しない人が信頼する人を上回っているのも特徴的だ。

マイナンバー

今後、保険証などと一体化していくマイナンバーカード。新たなトラブルがないよう、国には万全を期してほしい。


関連記事:河野大臣、マイナカード「申請は2月末まで」 ポイント申請期限延長も注意喚起

■執筆者紹介

タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ

・合わせて読みたい→河野太郎大臣、マイナカード申請が9500万枚を突破 「素晴らしいです!」

(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年5月25日~5月26日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

マイナンバー河野太郎加藤勝信デジタル庁健康保険証マイナンバー法松本剛明公金受取口座
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング



編集部おすすめ