ラミレス氏、DeNA・バウアーが勝てない理由を分析 「日本の野球を…」
横浜DeNA・バウアー投手が打たれる理由や勝つために必要な修正点をラミレス氏が解説。
元横浜DeNAベイスターズ監督のアレックス・ラミレス氏が自身のYouTubeチャンネルで、トレバー・バウアー投手が今後勝つための修正ポイントを語った。
■バウアー投手の現状を分析
ラミレス氏はバウアー投手の現状について「4試合に投げて1勝2敗だが、21イニング投げて25奪三振は素晴らしい。与四球もわずか2と素晴らしい」と語る。
一方で「しかし被本塁打は7本。サイヤング賞投手としては多すぎるね」とも指摘。そして「157~58キロのストレートを安定して投げることができて、カーブも素晴らしい。球種も多く、使い方も熟知している」と分析した。
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■キャッチャーの固定を進言
バウアー投手が被本塁打が多く、防御率も良くないことを指摘したラミレス氏は「メジャーリーグから彼のような投手が来日する場合、キャッチャーを固定するべきだ」と提言する。
続けて「キャッチャーを固定してしっかりと良いコミュニケーションをとらせる。ブルペンでもそのキャッチャーと練習を行う。つねにキャッチャーと行動をともにして密なコミュニケーションをとり、信頼関係を深めることが非常に重要だ」と指摘。
そして「伊藤光捕手はベテランで経験が豊富。バウアー投手は投げやすいと思っているのではないか」と持論を展開した。
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■メンタリティにも言及
さらにラミレス氏は「クセ」の存在を指摘したあと、「僕もそうだったが、メジャーリーグから来た選手は日本の野球を見下す傾向がある」と話す。
続けて「アメリカの選手のなかには、日本に野球を教えるという気持ちを持ってくる選手すらいる。外国人選手は日本の野球を学ばなければならない」と自身の経験を踏まえてアドバイスを送った。
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■修正すれば10勝以上のチャンス
ラミレス氏は「メジャーリーグのことは忘れなければならないんだ。バウアー投手の防御率は6.80以上だ(6月1日時点)。ストレートの変化球のキレもスタミナも申し分ない。しっかり修正すれば10勝以上するチャンスはあるだろう」と話す。
最後に「彼が活躍するためのポイントは3つ。キャッチャーを固定すること。クセを直すこと、最後は彼の考え方を日本の野球にアジャストすることだね」と指摘していた。