ラミレス氏、大谷翔平の打撃好調要因と打率向上策を解説 「3割を狙うには…」
ラミレス氏が大谷翔平選手が打てる要因やMVP獲得の可能性などを解説。
元横浜DeNAベイスターズ監督のアレックス・ラミレス氏が、大谷翔平選手の打撃を解説した。
■大谷選手の打撃を解説
大谷選手が今シーズン打撃好調な理由についてラミレス氏は「肘と手首をよりうまく使い、コンタクトが体の真ん中にきていて、逆方向にもパワーのある打球を飛ばすことができている」と分析する。
さらに「今の打ち方だと、打球のスピンもより良いものになっているね。しっかりボールを引き付けることができているので、無理に引っ張る必要がなく、センターや逆方向に無理なく打てているので、高打率を残せているのだろう」と語った。
関連記事:松井秀喜氏、敵わないと思った強打者を告白 「あの2人は抜けてるなと」
■懸念材料は…
打撃を絶賛したラミレス氏だが、「ただ1つの懸念材料は三振の数が多いことだね。打率は2割8分8厘と悪くない。18四球は僕が期待したより少ないが、大谷が3割を狙うにはフォアボールの数をより多くする必要がある」と指摘。
そして「何より三振数を減らすべきだね。3割を打つためにはこのあたりを修正したほうがいい。ホームランは35本ペースで、打点も100以上は期待できるだろう。もちろん3割を打つチャンスもある。できれば90~100個のフォアボールを。三振数は120~130であれば悪くない。レギュラーシーズン160試合で130三振なら全く悪くないよ」とアドバイスを送った。
関連記事:大谷翔平、今季5回目の打撃妨害 「新記録を狙える」「このままいくと…」
■MVPの可能性も?
さらにラミレス氏は「今のバッティングなら、左中間と右中間への打球が増え、ツーベースも増えるだろう。そうなると得点も増えるので、100得点以上できるのではないか」と語る。
そして「今、挙げた数字を達成できれば、MVPをまた獲得できる。ピッチングについては相変わらず素晴らしく、10勝以上はできるだろう。僕は彼のバッティングに注目しているよ」とコメント。
最後に「今年なぜ大谷が好調なのかというと、ボールをしっかり引きつけられていて、無理に引っ張ることがなく、逆方向にもうまく打てるからなんだ」と解説していた。