「ハマのモンチッチ」吉村裕基vs「幕張の防波堤」小林雅英 レジェンド対決は豪快な空振り三振
「ハマのモンチッチ」として愛された吉村裕基氏と千葉ロッテ守護神として「幕張の防波堤」の異名をとった小林雅英氏が横浜スタジアムで一打席対決。勝負の行方は…。
いよいよ明日18日までとなったプロ野球セパ交流戦。横浜DeNAベイスターズが長いロードから帰ってきた横浜スタジアムでは、交流戦の最後を飾る千葉ロッテマリーンズとの試合前に、両チームのレジェンドOBによる「一打席対決」が行われた。
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■モンチッチ vs 防波堤
17日の内川聖一氏 vs 清水直行氏に続く18日は、梅雨を吹き飛ばすような青空のもと、吉村裕基氏と小林雅英氏が対戦した。2002年のドラフト5位で、高校の先輩・村田修一の弟分のようにパンチ力ある豪快な打撃で活躍した吉村氏。
その風貌から「ハマのモンチッチ」の愛称でも人気を集め、2012年にトレードで福岡ソフトバンクホークスに移籍。その後は独立リーグでもプレーした。
千葉ロッテ時代「幕張の防波堤」の異名もとった小林雅英は、2007年まで守護神を務めた後、MLBのクリーブランド・インディアンス(当時)に移籍。帰国後は巨人、オリックスでもプレーし、2011年に引退している。
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■小林は最速132km/h
現役時代は150km/hを超える剛速球を誇った小林だが、この日もストレートの最速は132km/h。120km/h台後半のスライダーを混ぜながら、本気の投球。
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■豪快な空振り三振
かたや最近まで独立リーグでプレーしていたこともあってか、体型も現役時代を思わせる吉村。小林の豪球を現役時代さながらのフルスイングで迎え撃つ。吉村は、2ボール2ストライクまで追い込まれた後、はフルスイングで空振り三振。
バットを放り投げる代名詞「歌舞伎投げ」は見られなかったが、現在のユニフォームにレジェンド選手たちが袖を通し、グラウンドで汗を流す姿に、満員のスタンドから歓声が湧いた。
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■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(取材・文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)