緊急企画「調味料総選挙」 塩、醤油をおさえてトップ当選した調味料とは?
『スージー鈴木のニッポンの民意』第7回は、各種調味料の「味として」の好意度を明らかにする日本初かもな「調味料総選挙」。果たして、調味料界の最大得票率を稼いだ「与党」はどの調味料?
■票1%以下の調味料は…
続いて、下位を見ていきましょう。最下位とブービーは「料理酒」「みりん」。両方とも1%以下の低得票率。
上位の「マヨネーズ」「ケチャップ」と比べると、昭和の時代に言われた「洋食化」が今やシニア層にも行き渡った結果として、和食系調味料の得票が落ちたのかもしれません。あと、そもそも「料理酒」「みりん」って、味のイメージが分かりにくくって、回答できなかった人も多かったかも。
というわけで、まとめると、上位は「マヨネーズ」「醤油」「ケチャップ」ということになりました。ここで最後、唐突に「てりやきチキン」の話をしていいでしょうか?
実は「洋風てりやきチキン」、上位の「マヨネーズ」「醤油」「ケチャップ」を全部使うそうなのです(もちろん使わないレシピもあるでしょうが)。ということは、今後大ブームになる予感がしませんか?
そして「洋風てりやきチキン」が大ブームになると、今度は下位の「料理酒」「みりん」を使う「和風てりやきチキン」にブームに飛び火して、調味料市場全体の活性化につながるかも――なんて、そんなマーケティングは、ちょっとおめでた過ぎるでしょうか。うむ。やっぱり食品マーケティングは、冷や汗をかかなきゃ。
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■執筆者プロフィール
Sirabeeでは、音楽評論家、ラジオDJのスージー鈴木(すーじーすずき)さんの連載コラム【スージー鈴木のニッポンの民意】を公開しています。
毎回マーケットリサーチを実施し、そこから浮き彫りになる「ニッポンの民意」を世に問いていく連載です。今回は「調味料総選挙」に関する調査を掲載しました。
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(取材・文/スージー鈴木)
対象:全国10代~60代男女606名(有効回答数)