岸田文雄首相の「異次元の少子化対策」は成功する? 期待する人は2%との結果に

国内市場が縮小し社会保障制度にも大きな影響が出る人口減少。政府の対策で解決に向かうのか。

2023/06/21 06:00


岸田文雄首相記者会見

今年1月に岸田文雄主張がぶち上げた「異次元の少子化対策」。日本の少子化と人口減少がもはや取り返しがつかなくなる寸前まで来ており、首相は「 少子化問題は待ったなしの課題」とも述べている。


 


 

■骨太方針発表も財源は不明

政府は、6月、「こども未来戦略方針」を柱とする骨太の方針を発表。児童手当の支給対象年齢を高校生まで拡げ、所得制限を撤廃。第3子以降は撤廃する、といった施策が含まれているが、いまだ財源は不透明なままだ。

2000年代〜2010年代に団塊ジュニア世代が結婚・出産の適齢期を迎えていたタイミングは人口減少に歯止めをかける最後のチャンスだったと言える。しかし、当時デフレに悩む日本では、子育て支援は後回しにされ続けてきた。

今回の首相の決意に対して、世間はどのように感じているのだろうか。


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■「首相の対策で解決」は2.1%

Sirabee編集部が、5月25〜26日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に少子化対策について調査したところ、少子化問題が「異次元の少子化対策で解決する」と答えたのはわずか2.1%。「さらに徹底した政策で解決する」が12.0%。

また、政府ではなく「民間の努力で解決する」「移民で解決する」はともに8.9%だった。最も多かった回答は「解決せず人口減少が進む」という絶望的な将来像で68.1%に及んでいる。

少子化対策


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■50代が最も絶望

なお、今回の調査結果を世代別に検証してみると、大きなバラつきは見られないが「少子化問題は解決しない」と考える人は50代で最も多く71.9%。10〜20代と60代ではやや低いがそれでも6割以上が諦めていることがわかる。

日本国内の市場規模が縮小し、現役世代が減少することで社会保障制度が崩壊しかねない少子化問題。世界の先頭を切って人口減少の坂を転げ落ちている日本は、これからどこに向かうのだろうか。

少子化対策


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■執筆者紹介

タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年5月25日~5月26日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

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