『ウマ娘』新作ゲームが発表 “謎の勘違い”でCygamesを心配するユーザーが続出 本当は関係ないのに…
『ウマ娘 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』の発売が決定。謎の勘違いを起こしたユーザーらが心配する事態となっている。
21日、任天堂は年内に発売を予定しているタイトルを中心に、Nintendo Switchソフトの情報を紹介する番組「Nintendo Direct」を放送。その中で発表された『ウマ娘 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』についてファンからの心配の声があがっていた。
画像をもっと見る
■『ウマ娘』の新作が発売
この日の発表で、Cygamesが展開している人気シリーズ『ウマ娘 プリティーダービー』の新作ゲーム『ウマ娘 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』を2024年に発売すると発表した。プラットフォームはNintendo Switch、PS4、Steamとなっており、最大4人のオンラインマルチプレイにも対応している。
同作は、ドット絵で構成されたウマ娘たちがチームを組んで、特別イベント「ハチャメチャGP(グランプリ)」に挑む…といった内容になっており、通常の『ウマ娘 プリティーダービー』とは大きく違う形のようだ。
関連記事:矢口真里、モー娘。デビュー25周年を祝福 中澤裕子はつんくにも感謝
■「くにおくん」シリーズライクな作風
同作の「ハチャメチャGP」は、障害物競走、ドッジボール、大食い競争、バスケットボールのような競技で競う、運動会のような形式となっているのだが…これを見たファンらからは「くにおくんじゃん」といった声が上がったのだ。
この「くにおくん」とは、テクノスジャパンより発売されたアーケードゲームやファミコン時代から展開されてきた『熱血硬派くにおくん』から派生されたシリーズ作品のこと。どうシリーズでは、当初「ケンカ」をテーマとした作風だったのだが、次第にスポーツがメインの作風に変化。
ドッジボールやバスケットボールのような競技も用意されており、確かにファンたちが『ウマ娘 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』に「くにおくん」感を抱いたのも納得と言えるだろう。
関連記事:ツイッターの“犬アイコン”、回転させる裏技コマンドが話題 「何の機能だよ」
■なぜか「コナミ作品」だと勘違いする人が続出
そんな「くにおくん」なのだが、なぜかネット民の間ではコナミIPの商品だと勘違いする人が続出。Cygamesは、先日『ウマ娘 プリティーダービー』がコナミの特許権を侵害しているとして、同作の提供差し止めと、40億円及び遅延損害金の損害賠償等の訴訟を受け、話題を呼んでいた。
これを受けてネット上では「これコナミにまた訴えられるやつじゃないか?」「コナミに訴えられてるのにコナミ作品のオマージュやるとかどんな度胸してるんだ」など、心配の声があがっていた。
関連記事:アパ社長カレー、あの“人気商品”とコラボ 想像を超えたクオリティに驚いた
■くにおくんらしき人物も確認
しかし、上でも紹介した通り「くにおくん」シリーズを制作したのはテクノスジャパンだ。その後、版権がアークシステムワークスに移り、今回の『ウマ娘 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』の発売に至ったと考えられている。
そのため、じつはこれまで「くにおくん」シリーズの版権がコナミに移ったことはなく、ネットユーザーらによる謎の勘違いによって話題になってしまった…という状況のようだ。
ちなみに、今回紹介されたワンシーンの中にくにおくんらしき人物が街道にいる様子が確認できるため、今作は「くにおくん」のパクりではなく、明確なオマージュであることは確かなようだ。
© Cygames, Inc.
・合わせて読みたい→アパ社長カレー、あの“人気商品”とコラボ 想像を超えたクオリティに驚いた
(文/Sirabee 編集部・北田力也)