ポプラの弁当、「値上げラッシュ」にも負けない最強のコスパ “企業努力”に感動…
一時期に比べると、店舗が減少したポプラ。ただ、「ポプ弁」のコスパの良さは健在で…。
栄養バランスを配慮したものや、低カロリー、減塩を売りにしたものなど、コンビニ弁当は日々進化を遂げている。ただ、ガッツリ揚げ物や肉料理が入った弁当を食べたい時もあるはず。そんな欲求を満たしてくれるのが、コンビニ「ポプラ」の弁当だ。
昨今、コンビ業界も原材料価格高騰の影響を受けているが、「ポプ弁」はいまどうなっているのか…。
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■店で炊いた熱々ご飯が魅力
「ポプ弁」は1983年にスタート。店内でご飯を炊き、おかずも調理して盛り付ける「HOT弁当」が始まりだ。
その後、おかずは工場で作るようになったが、店で炊いたご飯を盛り付けるスタイルは健在。唐揚げやチキン南蛮、ハンバーグなど、ガッツリ系のおかずと熱々でふっくらしたご飯を食べられることで人気を博す。
ご飯の量も、大盛りは無料、+50円で特盛りに増量可能。それでいて、ほとんどの弁当が500~600円前後で食べられるとあって、「ポプ弁ファン」は多い。
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■値段がほとんど変わらない…
ただ、昨今コンビニ弁当は原材料価格高騰の影響で、値上げや量を減らすことを余儀なくされるなど、厳しい状況が続く。「ポプ弁」は今どうなっているのだろうか。
6月初旬、都内のポプラに足を運んだ。店頭に並ぶ弁当を見て驚く。価格がほとんど変わっていないのだ。「おろしポン酢の鶏唐揚弁当」が538円、「チキン南蛮弁当」は598円と、相変わらず安い(いずれも税込み価格)。
大盛りまで無料のサービスも継続。安すぎる「ポプ弁」に感動を覚えつつ、先述した2つの弁当を購入。自宅で食べることにした。
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■ボリューム満点な弁当に感動
「おろしポン酢の鶏唐揚弁当」はご飯を大盛りにしたのだが、容器を突き破りそうな量だ。主役の唐揚げは、衣がしっとりして、にんにくの風味が強め。
噛めば噛むほど肉の旨味が口の中に広がり、ご飯が進む。
「チキン南蛮弁当」も負けていない。分厚くカットされた鶏もも肉がたっぷり入っている。
上にはやや甘めのタルタルソースがたっぷりかかっていて堪らない…。昨今はコンビニ弁当でも健康に配慮したメニューが多いが、やはりこの揚げ物をガッツリ食べるのが至高である。
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■店舗は減少したが…
ポプラは2020年、路面店を中心に全体の3分の1弱にあたる140店舗をローソンに売却することを発表した。そのため一時期に比べると、店舗が減少した印象を受ける。
店舗は減っても、「味」「値段」「量」いずれも変わらない「ポプ弁」を提供し続けている。今回、そんなポプラの企業努力が垣間見えた。
「値上げラッシュ」を跳ね返す「ポプ弁」は、これからもたくさんの人に愛されるはずだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)