激高のバウアーに高木豊氏は「いいコメント残すよね」 ファンも納得「怒りはもっともだと」
味方の守備に激怒したDeNAのトレバー・バウアーについて、高木豊氏が改めて状況を説明。ファンからは納得の声が。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が3日、公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。味方のプレーに激怒した横浜DeNAベイスターズのトレバー・バウアー投手について語った。
■味方のプレーに激怒し…
6月30日から7月2日までの、セ・パ両リーグの全試合について振り返った高木氏。
今月1日に行なわれたベイスターズと中日ドラゴンズの試合では、ドラゴンズの岡林勇希選手のゴロを、2塁手の牧秀悟選手が捕球。2塁と3塁に到達した走者を挟んだものの、野手がランナーにタッチしなかったためにオールセーフとなった。
このプレーに、先発登板していたバウアー投手が激怒。Fワードを使った言葉を連発し、さらに高橋周平選手の打球を捕球した際には、1塁手を制してマウンドから猛ダッシュし、自らベースを踏んだ。
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■ファーストに激走
高木氏は、「牧がそのままファーストに投げとけば、ランダウンプレー(挟撃)も何もせずにチェンジだったんだけど…」と振り返ると、「普通であれば、そこで流れが変わっちゃって、タイムリーだとか打たれるケースが多々ある」と話す。
高橋選手の打球を捕って自らファーストまで激走したバウアー投手に、「誰も頼りにしない。でもこのピンチを作ったのはバウアーの1塁の悪送球もあったんだよ。それに怒ってる」と苦笑した。
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■「怒りをパワーにして」
バウアー投手の激高ぶりに、SNSなどでは賛否両論が起こっていたが、バウアー投手は試合後、誰かへの怒りではなく状況に対するものだったと説明。自分自身にも腹を立てていたことを明かし、「優勝するチームの野球ができていなかった」と語っていた。
このコメントに、高木氏は「いいコメント残すよね」とうなずき、「その後、投球が乱れなかったのが非常に良かった」と称賛。
ベイスターズについて、「3連戦を見てると、非常に疲れてる。投手陣はよく頑張ってると思うよ。もう少し打ってあげないと苦しいな、ピッチャーが。バウアーの怒りをパワーにして頑張ってほしい」とエールを送っていた。
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■ファンからも納得の声
バウアー投手の怒りについて、ファンからは「あのプレーの前からエラーがつかないような悪守備がいくつかあったので、バウアーの怒りはもっともだと思いました」「バウアーさすがだな。これがメジャーの精神力なんか」「バウアーかっこよかった。見てて応援したくなる」と納得の声が寄せられている。