ハーラートップ山下舜平大、新人王に向けてバク進中 森友哉離脱は痛くも好調継続【週刊バファローズ】
先々週から5連勝と好調のオリックス。オールスターを首位で折り返すためにも負けられない戦いが続く。
先週のオリックスは先々週からの5連勝もあり好調だったが、2位だった福岡ソフトバンクも5連勝と負けなかったため、首位を明け渡している。
■2023オリックス・バファローズ戦績 6.27−7.2
対 千葉ロッテマリーンズ
大阪・京セラドーム大阪
6.27
○オリックス(宮城)2−1(佐々木朗)千葉ロッテ●
6.28
○オリックス(山下)10−0(小島)千葉ロッテ●
対 北海道日本ハムファイターズ
北海道・エスコンフィールド北海道
6.30
○オリックス(山本)5−1(加藤貴)北海道日本ハム●
7.1
○オリックス(コットン)3−1(上沢)北海道日本ハム●
7.2
●オリックス(山岡)3−6(北山)北海道日本ハム○
※(カッコ)内は先発投手。
※通算成績はオリックス73試合42勝29敗2分けの2位。首位の福岡ソフトバンクは0.5ゲーム差。(2023.7.2現在)
関連記事:オリックス、16日からロッテと首位攻防戦 中嶋聡監督「勝ち切ることが本当のいい試合」【週刊バファローズ2023】
■千葉ロッテと首位攻防2連戦
福岡で1勝2敗と福岡ソフトバンクに負け越して、移動日を挟み本拠地の大阪へ。前週に引き続き今度は千葉ロッテと首位攻防2連戦を行った。
先発はWBCでも話題になったオリックス宮城大弥、千葉ロッテ佐々木朗希の同級生対決。宮城と佐々木朗は球場内がピリッとするほどの投げ合いを演じて、宮城は8回を無失点に、佐々木朗は7回を失策が絡む1失点の好投で、最後はリリース勝負に。
オリックスは9回にクローザーの平野佳寿を投入するも二死から無念のタイムリーを浴びて同点に追いつかれてしまう。しかしその裏、千葉ロッテのクローザー益田直也から、森友哉が12号サヨナラ弾を放ち、オリックスがサヨナラ勝ちを収めている。
関連記事:オリックス山崎福也、5連勝でチームの連敗を止める好投 「最後まで行きます」【週刊バファローズ】
■千葉ロッテから2連勝
2戦目はオリックスが山下舜平大、千葉ロッテは小島和哉が先発。
オリックスは5回にゴンザレスのタイムリーで2点を先制すると、7回に杉本裕太郎のランニングホームランなどで一挙6得点。さらに8回には頓宮裕真にも一発が飛び出して計10得点と山下を大量援護。
山下も序盤はピンチも招いたが粘りの投球で6回を無失点。中継ぎ陣も無失点リレーで、大きな千葉ロッテ2連戦をスイープした。山下はハーラートップの7勝目。このまま行けば新人王獲得は確実なバク進劇を見せた。千葉ロッテはこの2連敗で、首位争いから大きく後退。
関連記事:交流戦2カード連続勝ち越しで首位奪還 投打活躍の宮城大弥が防御率トップに【週刊バファローズ】
■山本由伸エスコンフィールド初登板
チームは3連勝の勢いに乗って北海道へ。北海道日本ハムには負け越しており、最低限勝ち越しておきたいところ。
初戦のマウンドにはエース山本由伸がエスコンフィールド初登板。試合は好投する山本を中川圭太のタイムリー、大城滉二のホームランなどで5点の援護をもらった山本が8回を1失点。最後は平野佳が無失点で抑えてカード頭を取った。
山本は「ランナーを出しながらのピッチングになってしまったんですけど、序盤からリードしてもらっていたので、思い切って投げることが出来ましたし、なんとかチームが勝てたことが良かったと思います」と自身の投球を振り返っている。山本もハーラートップの7勝目をマーク。