笠原将弘氏が料理歴30年でたどり着いた「最高のから揚げ」 ガチでハマるおいしさ
「賛否両論」店主の笠原将弘さんが、YouTubeチャンネル『【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道』で料理歴30年かけてたどり着いた「最高の唐揚げ」を投稿。中ジューシーで外はカリッカリ。
人気日本料理店「賛否両論」店主での笠原将弘氏が、6月にYouTubeチャンネル『【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道』を開設。料理歴30年かけてたどり着いたという「最高の唐揚げ」のレシピを公開していたため、Sirabee編集部は実際に作ってみた。
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■「最高の唐揚げ」の材料
(材料は3〜4人前)
【鶏もも肉のから揚げ】
・鶏もも 2枚
・薄力粉 適量
・片栗粉 適量
・醤油 大さじ3
・酒 大さじ3
・砂糖 小さじ2
・おろしにんにく 小さじ2
・おろししょうが 小さじ2
・塩 2つまみ
【手羽先のから揚げ】
・手羽先 8本
・強力粉 適量
・塩 小さじ1
・おろしにんにく 小さじ2
・ごま油 大さじ1
・ホワイトペッパー 少々
・レモン 1/2個
・パセリ適量
今回は鶏もも肉と手羽先の2種類のから揚げを作る。から揚げというと薄力粉と片栗粉を使うのが一般的だが、手羽先のから揚げではパンを作るときの強力粉を使うのがポイント。なお、笠原氏は唐揚げだけで8000レシピほどあるという。
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■下処理と仕込み
鶏もも肉は触ってみて骨がないかを確認し、筋は引っ張って切り取る。やや大きめの一口大にカットするのだが、こうすることで肉汁が出てジューシーになるという。
ボウルに鶏もも肉を入れて、醤油大さじ3、酒大さじ3、砂糖小さじ2、おろしにんにく小さじ2、おろししょうが小さじ2、塩2つまみ入れてよく揉み込み30分以上(理想は一晩)置いておく。なお、使う酒は飲めるものがいいようで、笠原氏は「料理酒は塩分が入っていて味が変わってしまう」と話す。
手羽先はフォークで穴を開け、塩小さじ1、おろしにんにく小さじ2を加えて揉み込み、ごま油大さじ1を加えてさらに揉み込んでこちらも30分以上放置する。
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■2度揚げがポイント!
鶏もも肉は余分な汁気を捨て、肉に味がまとわりつくよう薄力粉を適量加えて混ぜ合わせる。そこに、片栗粉をまんべんなくつけ、鶏もも肉の皮の部分を外側にして成形する。片栗粉をつけたらバットに並べ、鶏もも肉を空気に触れさせるのがポイントで、表面が乾燥してカリカリ食感になるという。
手羽先の場合は強力粉をまぶす。強力粉がない場合は薄力粉でもいいが、ガリッとした食感になるようだ。
油は170℃に設定し、鶏もも肉は皮目を下に入れる。鶏もも肉も手羽先も3分揚げたら3分休ませて2度揚げするのがポイントで、中はジューシーで外はカリカリなから揚げに仕上がるという。2度目は空気に触れさせながら2分ほど揚げ、パセリを素揚げして添え、手羽先は最後にホワイトペッパーと塩をかけたら…
笠原氏の「最高の唐揚げ」の完成。見た目からカリカリ感が伝わってくる。
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■カリカリ&ジューシーで激ウマ
一口噛んだ時点で「いつもと違う!」と驚くほど衣がカリッカリ。写真ではわかりづらいが中身もジューシーで、まさに理想的なから揚げといっても過言ではない。衣から中身まですべてがおいしい。下味はにんにくを抜いたり、にんにくを足したりと各家庭の好みで調整しつつ、揚げるまでの工程はぜひ真似してほしい。
手羽先のから揚げは鶏もも肉と違ったおいしさでこちらも最高。パリッとした皮の感じも良く、最後にかけたホワイトペッパーも良い。
YouTubeのコメント欄には「今までで一番感動しました」「実際作ってみると本当に美味しい」「色んなレシピ見て唐揚げ作りを試行錯誤してたけど、正直こちらのレシピが一番美味しかった」と実際に作った人から大絶賛の声があがっている。大ぶりに切る、しっかりと下味を揉み込む、衣の付け方、2度揚げ、これらのポイントに気をつけてぜひ作ってみてほしいぞ。
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■料理歴30年かけてたどり着いた「最高の唐揚げ」
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(取材・文/Sirabee 編集部・二宮 新一)