今年は晴れそうだが梅雨真っ只中の七夕 「旧暦で祝うべき」と考える割合は…

七夕に降る雨は「催涙雨」とのロマンティックな呼び名も。梅雨時なので仕方ないのだが…。

2023/07/06 10:00


七夕

7月7日は、五節句のひとつである「七夕」。中国・後漢の時代から伝わる伝説では、織姫と彦星が一年に一度、この日だけ天の川を渡って逢うことができる日として知られている。


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■仙台では1ヶ月遅れ

現在の暦では、沖縄・奄美地方を除いて梅雨真っ只中となる七夕だが、旧暦では1ヶ月半ほど遅れ、今年の「伝統的七夕」は8月22日となる。

また、東北を代表する祭りとして知られる仙台七夕祭りは、新暦の1ヶ月遅れの「中暦」をもとにしており、今年は8月6日〜8日に開催される。

七夕に降る雨は「催涙雨」と呼ばれるが、これは雨が降ると織姫・彦星が逢えないので涙を流す、という説と、1年ぶりに逢える嬉し涙という言い伝えがある。

今年の7月7日は、全国的に晴天が広がりそうではあるものの、天気が崩れやすい新暦での七夕。天の川を挟んだこと座のベガとわし座のアルタイルとの天体ショーも観察しづらいことが多い。世間はどのように考えているのだろうか。


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■「旧暦で」は2割

Sirabee編集部が、6月30日〜7月2日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、「七夕は旧暦で祝うべき」と答えたのは全体の20.3%。「梅雨どきであっても新暦で祝うべき」との回答が79.7%にのぼった。

「7月7日」というゾロ目の覚えやすさもあり、梅雨の真っ只中ではあってもすでに馴染み深くなっているためかもしれない。

七夕


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■中高年では旧暦支持派も

ちなみに、今回の調査結果を男女年代別で検証してみると、上の世代ほど「旧暦で祝うべき」と考える人の割合が増え、50代男性では31.3%に。一方、40代以下では男女とも1割台にとどまっている。

仙台のように中暦だと夏休み前半に、旧暦だとお盆明けとなる七夕。もはや梅雨の合間に運良く晴れることを星に願うしかないのかもしれない。

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■執筆者紹介

タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年6月30日~7月2日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)
梅雨七夕仙台
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