バウアー、片目での野球生活に挑戦 その理由に「感服します」と反響集まる
トレバー・バウアーが、1人の元メジャーリーガーを紹介。敬意を表し、その凄さを痛感した。
横浜DeNAベイスターズのトレバー・バウアー投手が9日、自身の公式YouTubeチャンネルを更新。片目でのトレーニングや投球に挑戦した。
■1人の元メジャーリーガーを紹介
バウアー投手はこの日、元メジャーリーガーのドリュー・ロビンソン氏を紹介。外野手として2017年にデビューしたロビンソン氏は、うつ病の影響で2020年に拳銃自殺を図った。一命をとりとめたものの、右目を失明する。
しかし、その後3Aのプレイヤーとして復活。片目でのプレーを感じさせないダイビングキャッチを披露したこともあった。
バウアー投手はロビンソン氏への敬意を表す意味で、野球のトレーニングなどを片目で行うことに。
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■片目のトレーニングに挑戦
片目での筋トレを実践するバウアー投手。高重量のバーベルを使ったスクワットなどを行っていたが、「筋トレメニューに関しては両目でも片目でもパワーが落ちることはない」と分析した。
ブルペンの投球では、右目、左目、両目を開けたときのパフォーマンスを比較。持っているあらゆる球種を投げ、その結果をアプリに記録する。右目のみを開けたときの結果は両目を開けたときと大差がなく「つまり片目でも投げられるということだ」と結論づけた。
さらにバッティングも片目で挑戦。バントを当てようとするも思うようにいかず、「全然見えない、これ怖いな」「ボールが2つに見える」と感覚を伝える。スイングでもミートした回数は少なく、「人生ずっと両目で打っていた人が片目で、3Aレベルで戻ってくるなんて凄すぎる」とロビンソン氏に感服した。
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■試合でも片目投球
バウアー投手は実際の試合でも片目投球を行った。片目で試合を戦い抜くことは可能と感じつつ、「でも僕には両目を開けるという選択肢があったから、それを選んだ。片目だけで勝負はしたくない」と明かす。
「その選択肢がない(両目でプレーできない)にもかかわらず、3Aプレーするドリューは本当に凄い」と改めて称賛。
「僕にとってこの1週間、(片目のトレーニングを)無理してでもやってよかったと思う。何が難しくて、何が簡単で、何が同じか学べた」と振り返り、「君たちも1度片目を瞑って生活してみてほしい」「(親切を求める人の)苦しみが分かる人になってほしい」とメッセージを送った。
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■行動に「感服します」「尊敬できる」
バウアー投手の動画を見たファンからは、「片目を閉じてたので、目の調子が悪いのかなと思っていたらこんな理由があったとは やること全てが常人離れした発想で感服します」「先人へのリスペクトもそれを行動に反映する心意気もめちゃくちゃ尊敬できる」「まさかこんな理由があるとは思わなかった」など、ロビンソン氏への想いに反響が集まっている。