「猛暑」と「厳冬」、より耐えられないはどっち? 7割の答えは…
今年はエルニーニョ現象が続くも全国的な猛暑に。厳しい冬とどちらが耐えられないのか調査してみたら…。
地球温暖化の影響もあってか、東京都の平均気温は、直近50年で約1℃上昇。10日には東京で今年初の猛暑日を記録し、9都県に熱中症警戒アラートも発令された。
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■エルニーニョ現象が続くが
日本だけでなく世界の気候に影響を与える現象として、ラニーニャ現象・エルニーニョ現象が知られている。ラニーニャは、南米沖の海水面の温度が平年より下がる現象で、日本では夏に太平洋高気圧が張り出し、高温多雨になりやすいとされている。
エルニーニョはその逆で南米沖の海水面温度が上がり、日本では冷夏になるとされる。
気象庁は今年春から「エルニーニョが続いていると見られる」「秋にかけて続く可能性が高い(90%)」と予測しているが、昨年までのラニーニャの影響もあってか、梅雨明け前から全国的に暑い日が目立つ。
こうした夏の猛暑と冬の厳しい寒さ、世間がより耐えられないのはどちらなのだろうか。
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■7割弱が「猛暑のほうが耐えられない」
Sirabee編集部が、6月8〜9日にかけて全国10〜60代男女950名を対象に「猛暑と厳冬」について調査したところ、「耐えられないのは絶対に猛暑」と答えた人が最も多く、34.6%。
「やや猛暑」が32.5%で続き、7割近くが耐えられないのは「厳冬より猛暑」と回答。「やや厳冬」は22.0%、「絶対に厳冬」は10.8%だった。
日本は暑さだけでなく湿度も高く、とくに夏の不快度がキツいためかもしれない。
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■若い世代はとくに暑さに悲鳴
なお、男女差はとくに見られなかったが、世代によってはバラつきも。若い世代ほど「猛暑のほうが耐えられない」という傾向が強く、10〜20代では「絶対に猛暑」が38.3%にのぼっている。
中高年は、子供の頃に学校にエアコンがなかった世代もまだ存命で、かつてとは次元が違うとは暑さへの耐性がある程度残っているのだろうか。
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■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女950名(有効回答数)