西武・平良海馬の“前代未聞”の自己申告敬遠 里崎智也氏「これ…」野球界の今後を予想
西武・平良海馬が、自ら申告敬遠を申し出た異例の展開について、里崎智也氏が解説。ファンからは「野球って面白い」の声が。
元千葉ロッテマリーンズの捕手で野球解説者の里崎智也氏が14日、公式YouTubeチャンネル『Satozaki Channel』を更新。埼玉西武ライオンズの平良海馬投手が、自ら申告敬遠を申し出たことについて意見を語った。
■近藤に自ら申告敬遠
きのう13日の全カードについて振り返った里崎氏。この中で、福岡・PayPayドームで行われたライオンズと福岡ソフトバンクホークスの一戦で先発した平良投手の申告敬遠に言及する。
4回までを1安打無失点に抑えていた平良投手だが、5回に2死1、2塁のピンチを招く。ここで、得点圏打率が4割を超える近藤健介選手を打席に迎えると、2ボールとなったところでベンチからトレーナーとコーチを呼び、自ら申告敬遠を申し出た。
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■「いいと思うよ」
この“自己申告敬遠”については、各メディアで「奇策」「異例」「前代未聞」などと報じられていたが、里崎氏は「これ、いいと思うよ。ピッチャーから自分の意思で…全部がベンチの意思じゃなくて。自分が勝負したいバッターもいれば、ちょっと嫌だな、ここは申告敬遠のほうがいいかなって思う人もいるわけじゃん」と理解を示す。
さらに、「俺はこういうことが(今後も)出てくると思う。俺はこれ、すごい良かったと思う」と話し、「攻撃面でもあったほうがいいのよ。『スクイズどうですか?』とか『バントどうですか?』とか、あってもいいと思う。今後の時代ではね」と、選手が自ら意見を積極的に伝えることに期待を寄せた。
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■柳田のタイムリーに…
ただ、近藤選手の後に打席に立った柳田悠岐選手が、平良投手の初球のカットボールを捉え、センター前に先制2点タイムリーを放つ。
これには、里崎氏も「初球だからね。もうちょっと、申告敬遠した後っていうところで、丁寧に入っても良かったかな。まあここは仕方ないかな…」と苦笑いを浮かべた。
試合はその後、ライオンズが逆転して3連勝を飾り、平良投手が7回110球2失点で約1ヶ月ぶりの白星を手にしていた。
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■「野球って面白い」の声
里崎氏の話に、ファンからは「平良の近藤に対する嗅覚もすごいけど、初球で仕留めた柳田もすごかった。結果平良の勝ち投手で終わったし野球って面白いなって改めて思った」「ソフトバンクはどうも勝てませんね」「ライオンズ、急に噛み合いだした?」といった声が寄せられている。