「プライドが高い」「セレブ」と言われる田園都市線 その根源はどこにあるのか
首都圏の高級路線として頻繁にディスられることが多い東急田園都市線。プライドが高い意識高い系とか言われるがそれは本当か。
田園都市線は渋谷から神奈川の中央林間を結ぶ全長約30キロの沿線で、首都圏では最もプライドが高い、マウント合戦が大好き、金持ちなどと言われ、ディスられることも多い。
■街や駅によって異なる田園都市線
しかし、全長30キロもあるのだから駅や街によって当然環境や雰囲気は異なる。三軒茶屋は庶民の街だし、二子玉もよく高級住宅街とか言われるが、それは周辺の世田谷区岡本や上野毛、瀬田や等々力を指し、二子玉は洪水ハザードマップでも危険エリアにあり、決して二子玉が高級住宅街というわけではない。
急行でいうと次の溝口も庶民の街で、長津田以降中央林間までは普通の住宅地が続く。
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■The 田園都市を形成するのは横浜青葉区
おそらく、多くの人が持つ田園都市線のイメージは、綺麗な並木道があちらこちらにあり、区画整理された比較的大きな家々が立ち並び、外車で犬連れのマダムがショッピングやお食事をするイメージだろう。
それは田園都市線で駅で言うと、横浜青葉区にあるたまプラーザやあざみ野となる。たまプラーザに住む奥様をタマプランヌ、あざみ野に住む奥様をアザミネーゼなどと表現することがあるが、確かにこのあたりは驚くほど外車率が高い。とくに、綺麗な一軒家が続くエリアは、ベンツやアウディ、BMWなどあちらこちらにあり、正にセレブな雰囲気が漂っている。
しかし、プライドが高い、マウント合戦が大好きかと言われるとそんなことはない。このエリアは地方出身者が多く、セレブ感を見せびらかす、鼻にかけるような人は多くなく、それぞれが自分の好きなスタイル、環境で住んでいる。そして、金持ちは多いのは事実だが大金持ちではなく、小金持ちが集まっているエリアと言えよう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・セレソン 田中)