一見普通の安全標語、あまりにピリカピリララすぎる… 「あの名曲」思い出すネット民続出
とある施設の中で見かけた安全標語。なぜか平成世代が読むと「あのメロディを思い出す」と話題になっているようで…。
幼少期に夢中になった漫画やアニメ作品は、どれだけ月日が経過しても忘れないもの。以前ツイッター上では、ある施設内で発見された安全標語を見て「あの名作アニメ」を思い出す平成世代が続出していたのだ。
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■「平成世代」にブッ刺さる標語
今回注目したいのは、とあるツイッターユーザーが投稿した1件のツイート。
こちらの投稿には何らかの施設内で撮影されたと思しき写真が添えられており、「大きな声で指差し呼称 安全職場で品質向上」と書かれた安全標語が確認できる。
一見すると何の変哲もない光景なのだが、ツイート本文には「おジャ魔女カーニバルだ」という意味深なフレーズが。こちらを読んだ後で写真を見ると…安全標語に「あのメロディ」が宿ったのを感じないだろうか。
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■「オリジナルソング」誕生する事態に
『『おジャ魔女カーニバル!!』といえば、平成を代表するテレビアニメ『おジャ魔女どれみ』のオープニング曲。
イントロから強烈なインパクトに満ちあふれた同曲は、楽曲のノリそのままのハイテンションな歌詞も印象的で「大きな声でピリカピリララ」など、中毒性の高いフレーズが多い。
ツイート投稿主は恐らく、「大きな声で指差し呼称」のフレーズを見て、内なる自分を抑えられずにピリカピリララしてしまったのだろう。なお、同様の症状は他のツイッターユーザーにも見られ、前出のツイートは投稿から数日で8,000件以上ものRTを記録する事態に。
ツイッターユーザーからは「思ったよりおジャ魔女だった」「完全にリズムに乗ってる」「初めて見るのに、歌えちゃう!」など、驚きの声が続出。また、同フレーズを引用した『労災カーニバル』なるオリジナル楽曲も作成され、完全に「祭り」の状態となっていたのだ。
中には「現場の写真をSNSに上げるの、まずいのでは…」など、心配の声を寄せる人も少なくない。しかし、ツイート投稿主に詳しい話を聞いたところ、こちらの写真は工事現場でなく、一般公開された埼玉県日高市の「武蔵丘車両検修場」にて撮影されたものと判明。
そこで今回は『おジャ魔女』との親和性を感じさせる件の標語の詳細を探るべく、同施設を管理する「西武鉄道株式会社」に取材を敢行することに…。
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■標語が生まれた経緯は…
話題の標語の詳細について、西武鉄道の担当者は「10年以上前に、職場の安全意識向上を目的に社員の公募により選出したものでございます」と回答している。
なお、取材に当たって担当者からは「『おジャ魔女どれみ』シリーズの主題歌の歌詞に似ているとのことですが、具体的にどの当たりが似ているか、参考までに教えて頂けませんか?」との質問が寄せられており、温度感的に同社内では「おジャ魔女に似ている」と、話題になったことは「これまで無かった」という印象を受けた。
果たして偶然似てしまったのか、提案者は意図的にピリカピリララしたのかは謎だが、何歳になっても「大切なことは大声で確認」の精神は忘れないようにしたい。