バウアーの土台は「ファンあってのプロ野球」 交流会で来日以来最高の上機嫌だったワケ
18日、トレバー・バウアーが個人ファンクラブ設立後初のトークイベントを開催。終始ゴキゲンな様子をみせ、その理由についても明かした。
球団初の試みとなったトレバー・バウアー個人のファンクラブ「TREVOR BAUER OFFICIAL FANCLUB」のトークイベントが18日に横浜市内で行われた。
■初の会員との交流会
横浜DeNAベイスターズファンはもちろん、メジャーリーグ時代から憧れだったと明かす少年ら約140人が国内外から集結。
バウアー自身の好物をセレクトした料理とともに、マニアックな質問コーナー、実際にゲームで使用したグラブやキャップなどのプレゼント大会、話題のYouTube撮影も行われ、約2時間半のロングランパーティは大盛況で幕を閉じた。
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■終始ゴキゲン
お立ち台に上がった際のバウアーは「ハッシュタグ、ヨコハマユウショウ!」「ヨコハマサイコウチョウ〜」などファンの前では“ちょけた”姿をみせるが、その後の会見で誰に教わったかを問われても「チームメイトです」と話すに留めるなど、最小限の対応に終始することが多い。
ただ負けても必ず会見に応じ、決して“塩対応”ではないと断言するが、17日の敗戦投手になった際には、下を向きながら淡々と応対。勝った試合でも丁寧に言葉を選び、浮かれることはない。それは月間MVP受賞時でも変わらない印象だった。
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■笑顔の理由は…
しかしこの日は「本当に楽しかったです。試合の時では会話はできませんが、こういった夜では一人ひとりと濃密な時間を過ごせたと思います」と笑顔で対応。
オールスターに関しても「グラブでジェスチャーしてバッターに球種を教えて、三振を取りたい」などのリップサービスもあり、心弾む様子がこちらにも伝わってきた。
「一番印象に残ったのは皆さんの笑顔。こういった場で皆さんの楽しそうな姿を見て、普段会えないプロ野球選手と会えたり、ベイスターズファン同士の繋がりとか、その場の一部となれたことが嬉しかった」と終始笑顔の理由も明かしたバウアー。
野球をサイエンスする球道者の土台は「ファンあってのプロ野球」の上に成り立っていることが、よく理解できた一夜だった。
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■執筆者プロフィール
萩原孝弘:1971年生まれ。生まれも育ちも横浜の生粋のハマっ子で、大洋が横浜に移転して以来、一貫してホエールズ〜ベイスターズファン。
23年のオフィシャルイヤーブックもライターとして参加した。あくまでもファン目線で、独自のインタビューコラムや記事を各媒体で執筆中。
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(写真・取材・文 / Sirabee 編集部・萩原孝弘)