映画ファンが指摘 『もののけ姫』と『君たちはどう生きるか』の共通点とは?
きょう21日の『もののけ姫』のテレビ放送を前に、とある映画ファンが最新作との“共通点”を指摘。「胸が熱くなった」理由とは…?
先週14日に、宮崎駿監督によるスタジオジブリの最新映画『君たちはどう生きるか』が公開された。これを記念し、きょう21日よる9時放送の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では、97年公開の『もののけ姫』がオンエアされる。
■ツイッターでもトレンド入り
『もののけ姫』は、死の呪いを受けた青年と、犬神に育てられた少女が、荒ぶる神々と人間の戦いに巻き込まれていく姿を通じ、自然との共生や格差問題、人間の愚かさなどを描く。公開時には当時の日本映画の歴代興行収入1位を記録するなど大ヒットした。
これまで11回テレビ放送されており、99年1月の放送では視聴率35.1%を記録。公開から26年経った今も人気は高く、ツイッターではこの日の午前から「もののけ姫」がトレンド入りするなど、ファンの話題は尽きないようだ。
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■「胸が熱くなった」理由は…
そんな中、とある映画ファンのユーザーが、『君たちはどう生きるか』の“ネタバレなしの感想”をツイート。
「『もののけ姫』で作画監督を務め、『千と千尋の神隠し』で宮崎駿監督と意見が対立しスタジオジブリを辞めていった安藤雅司さんが、約22年ぶりに宮崎アニメに参加していて胸が熱くなった」とつぶやいた。
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■意見が対立して退社
安藤氏はスタジオジブリに入社し、数々のジブリ作品でアニメーターとして活動。宮崎監督に才能を認められ、『もののけ姫』でチーフ作画監督を担当した。2001年の『千と千尋の神隠し』でもメインの作画監督を任されたが、宮崎監督と意見が対立したことからジブリを退社し、フリーとして活動するように。
その後は故・今敏監督の作品や、新海誠監督の『君の名は。』などで作画監督やキャラクターデザインを務めてきた。
ジブリ映画では、2013年の『かぐや姫の物語』や、2014年の『思い出のマーニー』に参加していたが、いずれも宮崎監督の作品ではなかった。『君たちはどう生きるか』の原画が久々の宮崎作品となったようだ。
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■凄腕アニメーターが集結
このユーザーはさらに、『思い出のマーニー』の米林宏昌監督や、『借りぐらしのアリエッティ』、『風立ちぬ』などに参加していた山下明彦氏、『ハウルの動く城』などに参加した太平晋也氏らが『君たちはどう生きるか』にも携わっていることを指摘。
「過去にジブリ作品に関わった凄腕アニメーターたちが再集結していて思わず感動した」とつづっている。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)