ビッグモーター前の“街路樹枯死”問題、謝罪会見後も「一体何撒いたんだよ」と厳しい声

中古車販売大手のビッグモーターによる修理費用水増しや、保険金不正請求問題。25日、兼重宏行（かねしげひろゆき）社長らは状況説明のため記者会見を開いた上で、社長と副社長の辞任を発表したが、ネットでは「店舗前の街路樹に除草剤を散布していた」という別問題を訴えるユーザーが多く出ており…。

■創業一族である社長、副社長とも辞任

会見で兼重社長は同社板金部門の不正請求を認め「信頼いただいたお客様、損害保険会社、取引先様、ステークホルダーに多大なご迷惑とご心配をかけた」「（不正は）板金塗装部門単独で、ほかの経営陣は知らなかった」と謝罪。

26日付で社長を辞任することに加え、息子で副社長の座に就いていた宏一氏も辞任するとした。

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■ネットで物議醸す「街路樹」問題

今回露見した騒動は氷山の一角と見るユーザーも多く、ツイッター上ではビッグモーターの敷地前だけ、なぜか街路樹が枯死していると指摘する声が続出。

路上に置かれた除草剤が写り込むGoogleストリートビュー画像を添えつつ、「枯葉剤を撒いて街路樹を枯らしていた」「展示の車の見栄えが良すぎて草」と疑惑に触れるユーザーが後を絶たない。

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■「環境整備で…」

記者会見ではその点についても質問が飛び、怪訝そうな表情の兼重社長が「環境整備で…」と説明しようとした瞬間、同席していた管理本部長が割り込み「…きちんと調査をさせていただきまして、適切に対処させていただきたい」と代弁するシーンも。

その後、別記者が街路樹枯死騒動について改めて質問すると、「除草はやりましたので、それでなったのか。…枯らすようなことは普通やりませんよね？　見栄えも悪いですし。除草して整えることはありますけど何なんでしょうね、その報道は。よくわかりませんね」と兼重社長は回答し、話を続けた。

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■強まる追求の目

街路樹の枯死は、愛知や群馬などにある同店前の道路で発生しているとされ、記者陣から「本部から各支店に細かい指示をしていたのでは」と問われると、「全くありません。現場判断です。お客様の目にする所は綺麗にしようと。当然草が生えて見栄えが悪かったら綺麗にします。その一環としか考えられない」と兼重社長。

しかし、ここでも別幹部が「（社長は公道の街路樹と）敷地内の話を混同している」と割り込み、「いま確認しているところ」と代弁。

ネットでは現在も「本当なら商売に貪欲過ぎて犯罪」「除草剤で枯れると思えないんだけど一体何撒いたんだよ」「本当ならもはや公共の敵やん」と疑いの目で見るユーザーが相次ぐ事態になっている。

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（文／Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤）