堀江貴文氏、ビックモーター不正問題「闇は大きい」 自身の逮捕時と同様なことは…
堀江貴文氏が、ビッグモーターの不正問題にコメント。損保ジャパンとの“ズブズブの関係”についても思案した。
実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏が25日、自身の公式YouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』を更新。中古車販売大手の「ビッグモーター」の不正問題に言及した。
■経営陣の関与否定に指摘
同社は保険金を不正に請求していた問題を取り沙汰され、きのう26日に記者会見を実施。兼重宏行社長は謝罪して辞意を表明したものの、不正をめぐる組織的な行為や経営陣の関与については否定した。
堀江氏は「100人以上がやってる不正をですね、幹部が見抜けないなんて話はありえるはずもなく」と指摘。
さらに自身の体験を振り返って、「僕がライブドア事件で捕まったときと同様ですね、部下が勝手にやったことだとか分からないって言ってもですね、検察とかはそういうの聞いてくれない」と語る。
経営陣の関与を否定したことは「ヤブヘビになるんじゃないかなっていう気はしなくもないですね」と所感を述べた。
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■損保ジャパンへの疑惑も
今回の事件を問題視する堀江氏は、同社が保険金を請求していた損保ジャパンにも疑いの目を向ける。
「保険金請求200億のうち120億は損保ジャパンだったっていう話もありましたけれども、そこもズブズブの関係だったんじゃないかと」と発言。
「最終的に損保ジャパンもビッグモーターを使って儲けてたんじゃないかと。不正を知ってたんじゃないかと」と、不正行為に加担していた可能性を論じた。
その上で、「損保業界の闇とかですね、そういったところを考えなければいけない事態なのかなと思います」と危惧する想いを漏らす。
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■進まない捜査に疑問
大きな事件が世間を騒がせる中、「捜査当局はですね、なんでこれを捜査しないのか? 東京地検特捜部なんてまさにそのために存在してるんじゃないでしょうか」と堀江氏には疑問も。
捜査が進まない理由として、「テレビ業界とかと仲が良かったゆえにビッグモーターの不正っていうのは見逃されてきたんじゃないか」「それぐらい地上波の力っていうのはめちゃくちゃ強いので」と、同社がテレビ・ラジオ業界と深いつながりがあるためだと推察。
「そういうところにもビッグモーターの不正請求、犯罪行為の闇は大きいんじゃないかと思います」と述べ、「この記者会見で幕引きっていうのはありえないんじゃないかなっていうふうに僕は思っております」とコメントした。
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■究明・改善を求める声
堀江氏の動画を見たユーザーも究明や改善の必要性を感じており「検察が徹底的に追及すべき詐欺事件ですよね」「しっかり行政指導など対応してほしいです」「知らなかったで済まされないレベル」といったコメントが送られた。
「たしかに現状警察検察の追及が何かヌルイ印象ですが、その理由としては1番しっくりくる話でした」と堀江氏の話で納得したというユーザーも見られる。