古田敦也氏、元巨人投手の“制球をつける練習”に驚き　「これは見たことない」

古田敦也氏が元巨人投手が明かした「コントロールを良くする方法」と練習に驚き。

2023/07/29 02:25

元東京ヤクルトスワローズ監督の古田敦也氏が、自身のYouTubeチャンネルに出演した元プロ野球左腕投手が明かす「コントロールをつけるための練習」に驚きの声を上げた。

元読売ジャイアンツ・角盈男氏、元福岡ソフトバンクホークス・森福允彦氏、元阪神タイガース・井川慶氏・元千葉ロッテマリーンズ・成瀬善久氏が出演し、コントロールをつける方法をトークした今回の動画。

森福氏は社会人野球・シダックスに所属した際、監督だった野村克也氏に「外の真っ直ぐをずっと投げさせられた」と明かす。

そして「野村さんはそこを原点と言ってましたけど、原点に10球中6球投げられないとピッチャーじゃないと、社会人時代に言われて。そこをずっと投げる練習をして、こうしたらこうなるというフォームを勉強した」と話した。

古田氏は「数は投げないとあかんということやね。どこかでなにかに気がつく。もちろん故障するまで投げろとは言わないけれど」とコメント。すると森福氏が「嫌になるくらいまで投げた」と振り返る。

元ロッテで最優秀防御率を獲得した経験を持つ成瀬氏は「成瀬も結構投げたの？」と質問されると「プロでも全然（投げた）。キャンプ中はとくに。最後のほうは仕上げで、アウトローにずっと、何球もいくまで投げ続けます。とくにストレートは」と話す。

続けて「多いときは250球とか。良くなってくるんで、身体が。気持ちが良くなって、身体の疲れが抜けてくると、意外と腕が走り始めるんで。そうなると、そこにしかいかなくなる」と明かした。

最優秀救援投手のタイトルを獲得した経験を持つ角氏は「結論からいうと、コントロールは投げないとつかない。球を速くするにはトレーニングで可能性は高いけど、コントロールだけは投げないとつかない」と指摘する。

そして「歴代のピッチャーを見ても、コントロールがいい人は、よく投げているもん。今の時代と反するけど、漠然とストライクを入れるコントロールだけじゃないから。1個中に入れるとか、外に出すとか、そういうコントロールなんで」と解説。

角氏の分析に古田氏は「やっぱり…」と納得していた。

その後話題は「コントロールをつける練習」へ。最多勝と最優秀防御率を獲得した経験を持つ井川氏は「僕はそもそもコントロールが良くないんで、気持ちで。『そこへいってください』って」と笑う。

一方角氏は「目標物を作り、それを狙ったシャドーピッチング」を紹介。これに古田氏は「シャドーピッチングも狙ってやる。これは見たことがないな。勉強になる」とつぶやいていた。