国際ロマンス詐欺のメールが届いた経験は… 若い男性では2割弱も
SNSやマッチングアプリなどを利用していると突然届く、海外の美男美女からのメッセージ。詐欺の可能性が高いが…。
SNSやマッチングアプリを利用していると、リアルでもよく知っている人だけでなく、インターネット上だけでやり取りしている人から友達申請が届いたり、DMが送られたりすることはしばしばある。
そうしたなかに、縁もゆかりもない外国から怪しい連絡が届いた経験はないだろうか。
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■SNSでマッチングアプリで
海外の知らない人からの連絡が全て詐欺とは限らないが、SNSの普及やマッチングアプリ利用者の拡大にともなってよく耳にするようになったのが、国際ロマンス詐欺。
いかにも魅力的なプロフィール写真、またきらびやかな経歴が掲げられ、ターゲットが動揺するような甘い言葉で誘惑。自らを信頼させた後、金銭などを振り込ませて姿をくらます詐欺の手口だ。
こうした怪しいメールなどを受け取った経験者は、どれくらい存在するのだろうか。
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■1割弱が経験
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、「国際ロマンス詐欺のメールが届いた経験がある」と答えた人は、全体の9.2%。
意外と少ない印象だが、「詐欺と認識していない人がいる」「自動的に迷惑メールフォルダに分類されている」といった可能性もあり、届いた瞬間に詐欺と理解している人がこれだけいる、と理解したほうがいいだろう。
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■若い男性に目立つ
国際ロマンス詐欺の最初の連絡は、マッチングアプリのメッセージやSNSのDMなどで届く場合が多い。そのため、そうしたサービスの利用率も、詐欺未遂の経験率に影響するだろう。
実際、10〜20代男性が16.7%と最も高く、40代男性が14.6%で続く。SNS慣れしているため、容姿端麗な外国人から怪しい連絡があった際、すぐ詐欺と見抜ける経験値が積まれている可能性が高そうだ。
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■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)