大谷翔平を見ていると「恥ずかしくなる」 高木豊氏が現役時代を回想
体調管理を徹底する大谷翔平選手と比べると、高木豊氏の現役時代は「恥ずかしくてしょうがない」。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が3日、自身の公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。現役時代は健康管理とは無縁だったため、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手の徹底ぶりを見ると「恥ずかしくなる」と語った。
■2試合目はくたくた
今回は、日本時間7月28日に行われたデトロイト・タイガースとのダブルヘッダーが話題に。
第1戦で大谷選手は、9回8奪三振1安打無失点と好投し、メジャー初完投・初完封で9勝目をマーク。指名打者で出場した2試合目では、2打席連続本塁打を放つ活躍を見せた。
現役時代、ダブルヘッダーの経験がある高木氏。「くたくただよ。秋口で涼しいけど、何分後かに試合が始まる。その間に軽食とってみたいな。もう、かったるいよね。集中力がもたない」と振り返る。
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■現役時代は「飲めないやつ野球選手じゃねーよ」
その上で、集中力を維持する大谷選手を高く評価。「大谷は守りに行かなくていいっていうのが少し負担軽減にはなってると思うけど。だから集中力だよ。集中力を2試合連続持続しなきゃいけないのは大変な精神力とスタミナ」と述べた。
「相当トレーニング積んでるね。食事とかサプリメントとか、そういうのも徹底してんだろうな。じゃないと体がもたないよ」と推測。自身は試合が終われば飲みに出かけていたため、「恥ずかしい。もう今考えたら恥ずかしいよ。『飲めないやつなんかプロ野球選手じゃねーよ』『酔っ払っててもやるんだよ』みたいな。もう恥ずかしくてしょうがない」と思わず顔を伏せた。
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■反省するも後悔なし
体調管理を徹底する大谷選手と比べると、自分を含めた昔の野球選手は「もうアスリートじゃないよね。ただの野球がうまいおっさんが集まって野球大会やってるみたいな。そんな感じだよね」と自虐。当時のファンには「低レベルの野球見せちゃった」と謝罪した。
「やっぱ人としてダメだったな。仕事に対してな」「恥ずかしくなるな、すみません」と反省が止まらない高木氏。ただ、当時の生活は後悔しておらず「人間としての楽しみは謳歌してきた。ハハハ! 楽しかった」と豪快に笑った。