ポケモン世界大会で「不正ツール」を使用し失格処分に… 「改造する意味なくない?」と疑問の声
先日横浜で行なわれたポケモンの世界大会で失格処分となった選手が話題に。
8月8日から8月14日までの期間に「パシフィコ横浜」で開催された「ポケモンワールドチャンピオンシップス」。そのゲーム部門にて、有名選手が失格になったと話題を呼んでいる。
■ポケモンの世界大会で失格者
今回横浜で行なわれた「ポケモンワールドチャンピオンシップス」は、ポケモン関連作品のさまざまな世界大会が行なわれるイベントとなっている。中でもシリーズ最新作である『ポケモンSV』の対戦は注目が集まった。
『ポケモンSV』の大会は「ダブルバトル」形式で行なわれ、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で捕まえたポケモン、タマゴから生まれたポケモン、公式にプレゼントされたポケモンのみが参加可能。使用可能などうぐや対戦時間など、「レギュレーションC」が使用されている。
関連記事:任天堂、“伝説の神作”を12日から配信開始 クリアできる気がしない“激ムズ”仕様が話題に
■不正ツールを使用
そんな中、『ポケモンSV』世界大会に出場していた選手Brady Smith氏が失格となったことを自身の公式X(旧ツイッター)で報告し注目を集めている。その失格理由は「不正なツールを使用してポケモンを生成、改造を行なっていた」というもの。
Smith氏は自身が不正なツールを使用していたことを認め、自分の使用ポケモンのうち半数が不正に入手されたポケモンであったと明かしている。
またSmith氏はアメリカの大会に出場していたのだが、その際も同じポケモンを使用していた模様。ただ、そちらの大会では不正が発覚されなかったようだ。
関連記事:『ポケモンSV』大暴れの「四災」対策として使用率が急上昇した意外なポケモン 「器用なだけだったのに…」
■理想個体の用意に難航か
ポケモン作品において「不正ツール」の使用はもちろん禁止行為だ。ただ、じつはゲームをプレイしているとふとオンライン上でポケモン交換をしていると手に入れてしまう…といったケースも多く、真面目にプレイしているユーザー目線だとその異常さを目の当たりにした経験がある人もいるのではないだろうか。
同作は、ポケモンごとに能力値に差が設けられており、なるべく理想個体のポケモンを使って対戦するというのが対戦を行なう上での最低ライン。それは世界大会出場レベルになると理想個体を用意するのが当たり前となっている。
しかし、ポケモン作品において個体値厳選をはじめとするポケモン育成は必須であり、そこに時間をかけるのも楽しみ方のひとつだ。そのため、不正ツールの使用はポケモン本来の遊び方とは相反するため、それを世界大会出場者が行なってしまったというのは由々しき事態といえるだろう。
関連記事:ポケモン公式が“謎の文言”で謝罪し話題 「タマゴに挑戦できてしまう不具合」
■ネット上では疑問の声
これらに対してネット上では「なんでこの育成環境でも改造しちゃうんだ? 昔と違って性格も個体値も後から変えられるから改造する意味なくない?」「不正ポケモン使って失格になった選手が予選では使えたとかいう言い訳してるの草」といった疑問の声が寄せられている。
・合わせて読みたい→ポケモン公式が“謎の文言”で謝罪し話題 「タマゴに挑戦できてしまう不具合」
(文/Sirabee 編集部・北田力也)