元AKB岡田奈々、摂食障害で苦しんだ過去告白 「吐しゃ物を桶にすくって…」
岡田奈々が摂食障害発症のきっかけ、克服した方法などを語る。
アイドルグループAKB48の元メンバーの岡田奈々が18日、自身のYouTubeチャンネル『岡田奈々の落とし穴チャンネル』を更新。摂食障害で苦しんだ過去を告白した。
■発症のきっかけ
岡田が患ったのは、摂食障害の一種の「過食症」と「過食嘔吐」。
AKBに加入したての14歳のころは、食事する暇もないほど多忙で、一時体重は36キロだった。16歳のとき、母親の手料理を食べ切れるようになったが、ここから「ご飯を食べることが大好きで止まらなくなって。だんだんその食欲がエスカレートしていき、ただのご飯では満足できなくなった」。
パンやドーナツなど甘い食べ物も欲するようになり「そこが引き金となり、摂食障害、過食嘔吐を引き起こしました」と説明する。
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■「吐しゃ物を桶にすくって…」
「なぜ嘔吐を引き起こしたかというと『痩せたい』という一心」。食べたいけど痩せたいと悩む中「吐いちゃえばいいんだ」という考えに至った。
「高校生のときにお風呂で吐いた。そのまま顔も体も洗い流せるからっていう理由だったんですけど。吐しゃ物を桶にすくって、こっそり誰にもバレないようにトイレに捨てていたわけです。そんな毎日を送っていた」。
「糖質の過剰摂取で機能性低血糖症」にもなったといい「自律神経にも来てしまう病気で。精神的にも不安定。抜け出せない負のループ」「誰にも言えないつらさがあった」と振り返った。
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■1人暮らし始めて克服
では、どのようにして摂食障害を克服したのか。「簡単です。私は1人暮らしを始めてから、完全に摂食障害が止みました。理由は冷蔵庫にご飯がないから、トイレの掃除をするのが面倒臭いから、お金がないから。この3つ」と明かす。
メンタルクリニック、肥満外来にも通ったが「痩身エステ、漢方とか、全部効かなかった」とし「病院で治るようなものではないと、個人的見解ですが思います。何がきっかけで治るか、何がきっかけで再発するかわからない」と述べた。
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■同じ病気で悩む人へ
現在の体重は39キロだが、「欲を言えばもっと痩せたい」。健康のためには食べたほうがよいとわかっているため、今も「葛藤の毎日」と語る。
「どうして日本は痩せてることが美学なんでしょう? まったくわかりません」とぼやきつつ、同じ病気で悩む人々には「とにかく言えることは、自分を大事に。過食しちゃう自分とかを全部受け入れてあげられるといいですね。わたしは全肯定します、みなさんのありのままの姿を。自分を大切に」と呼びかけていた。