仙台育英・須江航監督に「天性の人たらし」の声 試合後の拍手&声かけが話題に
昨年のインタビューが流行語ともなった仙台育英・須江航監督。今回の決勝戦後の名言にも「ほんと深い」「素晴らしいコメント」との声が。
「夏の甲子園」こと「第105回全国高校野球選手権大会」の決勝が23日、行われ、神奈川・慶應義塾が宮城・仙台育英を破って優勝した。X(旧・ツイッター)では、仙台育英の須江航監督の人柄に大きな注目が集まっている。
■昨年のインタビューが流行語に
須江監督は仙台育英から青森・八戸大学を経て、仙台育英の系列校である秀光中学校で野球部の監督に。2018年より仙台育英の監督に就任し、昨年夏の「第104回全国高校野球選手権」で東北勢として初の優勝を果たした。
その際、試合後のインタビューで、コロナ禍で制限の多かった高校生たちについて「青春って、すごく密なので」と代弁した発言が話題に。この言葉は、同年の新語・流行語大賞の候補30語にノミネートされた。
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■「天性の人たらし」の声
今大会の準決勝後には、宮城県民や東北6県の人らに向けて、「あさって(23日)の2時に西の甲子園のほうにパワーを送ってもらえたら」と呼びかけ。これに、宮城県出身のサンドウィッチマン・伊達みきおがブログで反応し、富澤たけしと共にパワーを送る写真を投稿していた。
人の心をつかむ須江監督の言動に、Xでは野球ファンから「天性の人たらし」と感心する声もあがっていた。
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■慶應への拍手と声かけも話題
この日の決勝で仙台育英は敗れたものの、須江監督は試合後の挨拶で慶應ベンチに向けて大きく拍手。森林貴彦監督のインタビューに耳を傾け、再び拍手を送った。
さらに、慶應の丸田湊斗選手や大村昊澄選手に声をかけ、2人が笑顔で頭を下げる場面も。これには、「なかなか見ない光景」「心から優勝を祝福しているんだろな」「本当素晴らしい監督や」と称賛の声が寄せられた。
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■「人生は敗者復活」
また、須江監督は試合後のインタビューで「慶應がただただ強かった。選手たちは最高のプレーをしてくれた」と称えると、「人生は敗者復活です。この経験をこれから活かしていきます」と述べた。
この言葉に、Xでは「敗者復活」もトレンド入り。ユーザーの中には「昨年に続いて素晴らしいコメントだなあ…」「人生は敗者復活かぁ。ほんと深い」「救われる人が多そうな素晴らしい言葉」と感銘を受ける人も見受けられた。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)