中日・立浪監督の「令和の米騒動」、江川卓氏が狙いを推測 選手とすれ違いも?
中日ドラゴンズ・立浪和義監督が起こした「令和の米騒動」に江川卓氏がコメント。選手には意図が伝わらないとも指摘。
野球解説者の江川卓氏が28日、自身のYouTubeチャンネル『江川卓のたかされ』に動画を投稿。中日ドラゴンズ・立浪和義監督の主導で起こった「令和の米騒動」に自身の見解を述べた。
■怪訝な表情で…
冒頭で同騒動について振られた江川氏は、「へぇ~。初めて聞いたお話ですね」とポツリ。
「白米を禁止したの?」と怪訝な顔で質問すると、スタッフは「食堂で白米を提供するのを禁止。これが結構話題を呼んでいて…」と説明し、江川氏は「ほぉ~…」となんとも言えない表情で耳を傾けていく。
スタッフはさらに、「細川(成也)選手が、夏場に一時成績が落ちて、それをご飯の食べ過ぎじゃないかと考えて、ご飯を制限したところ復活したと。なので、連帯責任じゃないですけど、食堂全体として白米を禁止した」「マルティネス選手はこれに異議を唱えて、投手陣だけは1日で復活したということが」などと顛末を説明した。
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■「なかなか伝わっていかないでしょうね」
江川氏は「詳細は知らないので、今聞いてる範囲の中で想像で」とした上で、「いろんな監督・コーチの経験者の方に時々お話を聞くと、選手が“強く言う”ことに敏感な時代になってきている」などとコメント。
「昔は監督・コーチが言ったらそのまま守ってくれたけども、今は言うことが非常に、若い方が抵抗を示すというか、怖がっちゃうというか」などと続けると、「だとしても、チームが今低迷されてて、その中で、立浪さんが改革しようと思っているのは、なかなか伝わっていかないでしょうね」とすれ違いを指摘した。
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■あの名将も実践していた?
立浪監督の意図については、「お米を食べる食べないじゃなくて、管理ができてるかどうかを問題にされてるんだと思います」と推測。
「自己管理とか、夏場に乗り切るとかっていうことをやってるかどうかが、立浪さんの(気にしている)一番の問題点なんじゃないかと」と真意を読み解いている。
また、35年前の話として、当時の西武ライオンズ・広岡達朗監督が選手の食事を規制し、自己管理に繋がって強豪チームになった例も紹介。「立浪さんも同じようなことを感知して、そういうふうにされたんじゃないかなって」とも話した。