大谷翔平、靱帯損傷でFA戦線への影響は 高木豊氏は「人生の岐路に立った」
大谷翔平の靱帯損傷について、高木豊氏がFA戦線への影響などを語る。二刀流継続についてはファンの間でも意見が二分している。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が29日、公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手の靱帯損傷が、FA戦線に与える影響について語った。
■手術か保存療法か
大谷選手は24日(現地時間23日)に行われたシンシナティ・レッズとのダブルヘッダーに出場。1戦目に「2番・投手」で出場するも2回に緊急降板。2戦目には「2番・DH」で出場した。
試合後、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは会見で、大谷選手が右肘の内側側副靱帯を損傷したことを報告し、今季は投手として登板しないことを明らかにしていた。
大谷選手はその後もDHとして試合に出場しているが、今後、手術を受けるのか、保存療法を選択するのか決断を迫られることに。
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■打者専念の可能性は
今月24日に公開した動画で、バッティングに専念すれば三冠王の可能性があることに言及していた高木氏。
大谷選手が今後、打者として専念する場合には「手術の必要はないような気もする」としつつ、「あれだけの能力のある選手で、守備につかせたら相当すごいと思う。足も速いし、肩はめちゃくちゃ強いでしょ。そうなってくるとDHじゃもったいなくなる」と語る。
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■「人生の岐路に立った」
ただ、「二刀流で大谷の野球っていうのは成立してた部分(があるの)で、1つなくなっちゃうと大谷自身のモチベーションだとか、そういうものが保てるのかどうなのか」と懸念も。
「そりゃもちろんピッチャーやらないで野手専念したほうが楽だよ、体は。逆に野手やめてピッチャーに専念したほうが、これも楽だと思う。本当に人生の岐路に立ったというか、そんな感じ」と話す。
チームドクターやエンゼルス首脳陣が出場を止めるべきだと批判する声に対しては、「これは判断できないよ。自分で決めろって言うしかないよ。大谷自身はできると思ってやってるから、それは止めることはできないよ」とチームの姿勢に一定の理解を示した。