優しいだけでは… 約3割の人が答えた「尊敬する相手」の条件に複雑な声も
相手に自分を思う気持ちがあるかどうかが、重要になってくるのかもしれない。
たとえ自分より上の立場の人であっても、できれば優しく接してほしいと考える人も多いかもしれない。しかし一部には、あえて厳しく接してくれるような人のほうが尊敬できると考える人もいるようだ。
■約3割「厳しく接してくれる人を尊敬」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女780名を対象に実施した調査では、全体で26.2%が「自分は厳しく接してくれる人を尊敬するタイプだと思う」と回答した。
男女別では、男性が27.6%、女性が24.7%となっていた。
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■今の時代には合わないかも…
厳しい先輩に憧れを抱いていた40代男性は、「自分がまだ若い頃にいろいろと教えてくれた先輩には、なにかと厳しいことも言われました。ただきちんと自分もやるべきことをこなしている人だったので、なにを言われても嫌な気持ちにはならなくて…。むしろそんな姿を見て、尊敬していたほどですね」と当時を語る。
しかし厳しく接するスタイルは今の時代に合わないと考えているようで、「自分自身は、部下に優しく対応するようにしています」とも話していた。
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■自分の機嫌で怒る人は…
厳しさと自分のストレス発散を履き違えている人が苦手な20代女性は、「仕事に対しての厳しさであれば、こちらもある程度は受け入れます。面倒なのは自分の機嫌などで、当たってくるような人ですね。そのようなのは厳しいとはいえないと思いますし、ただ下の立場の人に当たってストレス発散をしているだけなので厄介です」と話す。
さらには、「そんな人に限って、当たっている自覚がない人が多いのも嫌なところです」と続けた。
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■優しすぎて不満も
優しすぎるのもよくないと考える20代男性は、「直属の上司はとても優しく、私たちのような下の立場の人間にも気を遣ってくれます。その気持ちはとてもうれしいのですが、もう少し厳しくしても私はいいと思っているんです。実際にその上司のことを、甘く見ている後輩もいますからね」と語る。
上司の立場の難しさも理解しているようで、「厳しすぎても人がついていきませんし、バランスが難しいのでしょうね」とも話している。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女780名