尋常性白斑を公表した奥菜恵、現時点で仕事に支障ないも… 「進行形の病気で」
2、3年前に尋常性白斑と診断された奥菜恵。進行性の病気で「いつまで表に立っていられるかも分かりません」と明かす。
女優の奥菜恵が3日、自身のインスタグラムを更新。尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)は進行性の病気のため「いつまで表に立っていられるかも正直分かりません」と明かした。
■皮膚の色が白く抜ける
奥菜は1日、尋常性白斑を発症したことを公表した。公益社団法人日本皮膚科学会の公式サイトによれば、皮膚の基底層に分布するメラノサイト(色素細胞)が何らかの原因で減少・消失する後天性の病気。
メラノサイトは紫外線から皮膚を守るためにメラニン色素を産生するが、その減少、消失により皮膚の色が白く抜けていく。
発症当時は、不安や恐怖で頭が真っ白に。女優を続けるか悩んだが、ありのままの自分を受け入れ、楽しく年齢を重ねることを心に決めた出来事にもなったという。
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■診断されたのは2、3年前
コメント欄には、ファンや同じ病気で悩む人から応援メッセージが殺到。
これを受け、奥菜は「たくさんの温かいメッセージをどうもありがとうございました 勇気ある告白に救われた・力をもらったという皆さんからのお言葉に私自身もまた大変大きな力をいただきました」と感謝し、あらためて病気について説明した。
病院でアレルギーによる尋常性白斑と診断されたのが2、3年前。「進行形の病気なのでいつまで表に立っていられるかも正直分かりません」と記す。
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■薬など試すも「効果が実感できていない」
幸いにも、今のところ日常生活や仕事に支障は出ていない。塗り薬や飲み薬、光治療、漢方など色々試し、白斑が消えた箇所も。しかし「完治という意味ではあまり効果が実感できていないのが現状です」とのこと。
「肌の悩みがあるだけで気持ちは沈みます。お肌を根本から元気にさせるものを作りたいという思いから、私のようにどんなに敏感肌の方でも安心して使える美容液の開発にも今回初めて携わることができました」と自身プロデュースの化粧品ブランド「ni−Nin(ニーニン)」で美容液を作った経緯を伝えた。
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■差別や偏見がなくなることを願う
また、白斑による差別やいじめがあることも知った奥菜。
「白斑で悩まれる方にとっても精神的な負担も多いと思いますが、この病気の認知が少しでも広がり、差別や偏見のない世の中で、皆さん1人1人がありのままの自分で明るく元気に過ごせることを願っています」とつづる。
そして、ファンがくれた「たくさんの勇気」に謝意を示し「笑顔の輪をどんどん広げて行きたいです。どうもありがとうございました」と結んだ。