原辰徳監督が野手を投手起用した理由は… 江川卓氏が独自分析
原辰徳監督が内野手を投手登板させた理由について江川卓氏が分析。「僕は否定派」と明言も。
元読売ジャイアンツの江川卓氏が、2日の試合で内野手の北村拓己選手を投手として起用した原辰徳監督の采配について語った。
■江川氏の真意を質問
原監督が2日の横浜DeNAベイスターズ対読売ジャイアンツ戦で、3対12とリードを許した8回裏、内野手の北村拓己選手を投手として起用したことを検証した今回の動画。
スタッフは江川氏が3日の『サンデーモーニング』(TBS系)にゲスト出演した際、「古いタイプの人間だから、投手は投手から使ってほしい」という主旨の発言をしたことを挙げ、その真意を質問した。
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■1996年のケースを回想
江川氏は「その前の週でしたっけ。(中日の)立浪さんが近藤さんが10点取られるまで投げさせたという話題があって。ちょうど1週間後じゃないですか? 同じ現象が起きたわけです」と語る。
続けて「それで、そのままピッチャーを使うのはどうかっていうことで、野手を使われたっていうことなんですけど 」とコメント。
そして1996年のオールスターゲームでパ・リーグの仰木彬監督がイチロー選手をマウンドに登らせ、セ・リーグの野村克也監督が松井秀喜氏に高津臣吾現ヤクルト監督を代打に送ったシーンが「思い浮かんだ」と話した。
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■投手と野手で感覚が違う?
さらに江川氏は「ピッチャーと野手の感覚って違う部分がすごくあって。ピッチャーはピッチャーの領域を守りたいというのがすごく強いんですよね」と指摘する。
続けて「高校までピッチャーをやって、プロで野手になる方もいらっしゃるんですけど、ピッチャーをやっている人間は、自分のマウンドというのを聖域というんですが、そういうふうにすごく考えていて。 ピッチャーはピッチャーのものであるみたいなのが、強いんですよ」と持論を展開。
そして『サンデーモーニング』で上原浩治氏が「メジャーでは野手を登板させるためのルールがある」と話したことに「全然否定はしない」とコメントした。