カビが生えやすい時期、勘違いしてた… 梅雨だけでなく9月も「要注意」なワケ
茂木和哉氏が、カビに注意する時期とその理由について説明。気になるお風呂の黒カビ汚れの予防法も解説している。
汚れ落とし研究家の茂木和哉氏が7日、公式YouTubeチャンネル『暮らしのショートムービー【茂木和哉】』を更新。この時期に気を付けたい「浴室のカビ」と、その予防方法について紹介している。
■梅雨の時期以外にも…
カビと聞くと、湿気が多く気温が上がってくる6月ごろの梅雨の時期を思い浮かべる人も多いはず。
しかし、茂木氏は「梅雨の時期はすごくカビ生えやすいんですよ。夏本番の時期は、暑すぎてカビがほとんど生えてこないんです。30℃を下回ってくる9月あたりから、またカビがグッと生えやすくなります」と説明する。
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■黒カビが多く潜んでいる場所
そこで、カビが生えやすくなるこの時期に、浴室の黒カビ汚れを予防する方法についても解説。
茂木氏によると、黒カビが多く潜んでいるのが浴室の天井で、「そこから胞子を下に降り注いで、下にはカビのごはんである汚れとか、シャンプー残り、石鹸カスなどがありますし、水分もあります。なので、そこで増殖して黒カビが生えてくる」とのことだ。
そのため、天井を除菌しながら拭くことで浴室全体が汚れにくくなるという。
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■仕上げには「防カビくん煙剤」
まず、おけに50グラムの水を用意し、キッチン泡ハイターを1回プッシュしてから撹拌して除菌用の液を作る。必ず手袋をして、キッチンペーパーにこの液を浸して天井を拭く。換気扇のカバーもはずして換気扇の中を拭き、天井の隅や照明もしっかりと拭いておく。
ひと通り天井を拭き終えたら、はずした換気扇カバーをシャワーで流す。カバーの金具に泡ハイターの原液が付着すると錆びやすくなるため、一旦カバーに付いた水を拭き取り、その後で金具以外の部分を泡ハイターの希釈液で拭いて仕上げる。
さらにその後は、浴室用の防カビくん煙剤を使用する。茂木氏は「お風呂全体を掃除した後に焚くと1番効果的だと思います」としている。