『VIVANT』、堺雅人が使った「目玉焼きの裏技」が最高 卵を割る時“あるもの”に…
日曜劇場『VIVANT』で紹介された目玉焼きの作り方が話題に。実際に作ってみると…。
日曜劇場『VIVANT(ヴィヴァン)』(TBS系)が終盤に差し掛かり、注目度が増している。ネット上では、怒涛のストーリー展開に加えて、作中で登場した目玉焼きの作り方が話題に。
実際に作ってみたところ、想像を上回る味になって…。
【合わせて読みたい】日曜劇場『VIVANT』、ノベライズ本が売り切れの大反響 ドラマでは味わえない魅力も…
画像をもっと見る
■豪華メンバーが揃う
『VIVANT』は、商社マンの主人公が、所属部署で起きた誤送金事件の損失130億円を回収するため、バルカ共和国へ向かうところから始まる。誤送金を発端に、国際テロ組織や公安なども巻き込み、誰が敵で誰が味方か分からない複雑な人間関係が入り混じった壮大な物語だ。
商社マンと「別班」と呼ばれるエリート工作員の2つの顔を持つ主人公役の堺雅人に加え、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、嵐・二宮和也など豪華な出演者が揃っている。
関連記事:本当に爆発しないの…? キャンドゥで見つけた調理器具が驚きの料理を可能に
■目玉焼きアレンジに絶賛の声
「目玉焼き」が登場したのは、8月27日に放送された第7話。二階堂が堺の自宅を訪れ、一緒に目玉焼きを作るというシーンだった。
その際、堺演じる主人公が、生卵をザルの中に割り入れ、余分な水分を落としてからフライパンで焼くと、ホテルに出てくるようなもちもちした目玉焼きになる…という「裏技」を披露したのだ。
お手軽に目玉焼きを美味しくさせる方法は、ネット上でも話題に。「VIVANTのやり方で目玉焼きばっか食べてる」「プリプリでめちゃくちゃ美味しい」「白身がいつもと全然違う」「白身が濃くて最高」など、実際に試した人から絶賛する声があがっている。
関連記事:川島明、『VIVANT』重要な伏線でもあった“あの食べ物”を昼食に 「みて食べたくなった」
■実際に作ってみた
話題の目玉焼きの作り方を実際に試することにした。用意するものは、生卵、フライパン、ザル。作り方は簡単。
ザルに卵1個を割り入れ、卵白から余分な水分を落とす。サラダ油を引いたフライパンに乗せ、蓋をして弱火でじっくり焼いていく。
『VIVANT』では4個の目玉焼きを作っていたので、記者も同じ個数を作る。ある程度黄身が固まったら蓋を取り、軽く水分を飛ばして完成だ。
普段より、ふっくらと仕上がった。食べてみると、白身がもちもちした食感で程よい弾力がある。濃厚でより卵の旨味を味わえると思う。
ちなみに、ザルで落とした部分は下に皿を置き、鶏ガラスープと一緒に入れて飲めるので、有効活用できる。
関連記事:朝食の目玉焼き、何かがおかしい… 浮かび上がった「奇跡」に称賛相次ぐ
■専門家に聞いてみると…
なぜ、ザルに入れてから焼くことでもちもちした食感になるのか。東京家政大学特命教授で、40年以上卵の美味しさを研究する峯木眞知子氏に話を聞いた。
峯木氏は、卵の白身部分には、水様卵白(サラサラした部分)と濃厚卵白(ドロドロ部分)があると話す。「成分はほとんど変わりませんが、粘度が異なります。そのまま目玉焼きにすると、外水様卵白は粘度が低いため、薄く広がり火が通るのが早いです。濃厚卵白は、繊維状構造で粘度が高く、あまり広がりません。しかも厚みがあるので、加熱しても水分の保持が水様卵白より高くふっくらしているんです」(峯木氏)。
ザルに入れることで粘度が低い外水様卵白が落ち、より粘度が高い目玉焼きになったということだ。「VIVANT流目玉焼き」をより美味しく作るためには、購入から日数が経っていない鮮度の良い卵を使うのがおすすめだという。
また、フライパンに入れる際も注意が必要で…。「フライパンのそばで卵を落とすのもポイントです。上の方から勢いよく落とすと、卵黄が広がり、卵の中の構造が変わります。そうすると、水分の飛び方も違ってしまいます。油少々で焼き、水を小さじ一杯程度入れて蓋をするといいでしょう」(峯木氏)。
普段の目玉焼きをさらに美味しくする方法、ぜひ試してほしい。
関連記事:日曜劇場『VIVANT』、二階堂ふみは敵…? 作中で見せた「ある行動」に疑惑の目
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に取材。飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。
仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。今期の推しは、『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)と『ばらかもん』(同系)。『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)の行方も気になる毎日。
・合わせて読みたい→朝食の目玉焼き、何かがおかしい… 浮かび上がった「奇跡」に称賛相次ぐ
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)