古田敦也氏、東京ヤクルト監督時代の失敗を告白 「あるコーチが…」
佐々岡真司氏、矢野燿大氏をゲストにトークした古田敦也氏。監督時代、忘れられない失敗があるようで…。
元東京ヤクルトスワローズの古田敦也氏が、監督時代の失敗を告白した。
■佐々岡氏・矢野氏とトーク
前広島監督の佐々岡真司氏と前阪神監督の矢野燿大氏を迎え、監督論をトークした今回の動画。話題はスターティングメンバーの「決め方」に。佐々岡・矢野両氏とも、「コーチの意見を聞いて決めていた」などと、内情を明かす。
とくに矢野氏は「ミーティングでは『ヘッドどう思う』とか、『バッティングコーチ、北川、新井良太どう思う?』とか聞いて、言ってくれたことは使います、基本的には。言ったことをこっちが使わなかったら、コーチが意見を言ってくれなくなる」などと語った。
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■コーチのモチベーション維持が難しい
古田氏も「わかるなあ。若手の選手とかのモチベーションアップするためにとかよく言われるけどさ、意外にコーチのモチベーションを上げるの難しいんだよね」と共感する。
そして「コーチもコーチのモチベーションも上げないと、コーチもわれ関せずになったりとか、コーチも自分の好きな選手だけとかね 、ちょっとこうなんかそういうのもあったりとかね。いろいろあるんで」と指摘した。
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■監督時代コーチに…
古田氏は「僕の話なんだけど、あるコーチに『明日このピッチャーがたぶん来るんで、これを使いましょう』って言われたの。 まあAっていう選手を使いましょうって言われたの。でも、俺は絶対Bのほうがいいなと思ったわけよ」と話す。
続けて「夜遅いじゃん、11時とかで。『じゃあ明日の昼までに返します』と言って。次の日に『コーチが言ってくれてるし、じゃあそのAっていう選手使いましょう』って決めたわけよね。結果を言うと、あんまり活躍ができなかった」と振り返る。
さらに「コーチがさ、えらい謝りに来るわけ。『監督進言したのにすいません』って。そんなの関係ないじゃん。だから『全然気にしないでください』っていうんだけど、俺にはそういうんだけど、コーチが選手にさ『前の日にちゃんと言ってくれたら、もっと準備ができたのに』とか、言うんだよ」と口をとがらせた。
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■佐々岡氏と矢野氏で違い
憤っている様子の古田氏は「俺からからすれば、そんなの言い訳じゃん。出る選手、ボーダの選手に『前の日に言ってくれたらいけたのに』なんて言ってるようなやつ、こっちもイラッとくるって話なんだけど」と話す。
続けて「反省点としては、それだったらそういう言い訳させないためにも、前の日に言っておいたほうが良かったかなとかさ。ちょっとそういうのがあってさ」と振り返った。
話を聞いた佐々岡氏はスタメンについて「試合前に決めていた」と告白。一方矢野氏は「僕は4年間、前日に決めていた」と手法が食い違っていた。