藤浪晋太郎“覚醒”の理由は… 高木豊氏が「投げてるときの感覚」と推測
開幕直後とは人が変わったように活躍している藤浪晋太郎。この理由を、野球解説者の高木豊氏はどう見たか。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が17日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。MLBボルチモア・オリオールズに所属する藤浪晋太郎投手覚醒の理由を推測した。
■直近6試合無失点と絶好調
藤浪投手は直近6試合無失点と絶好調で、投球内容も奪三振8、被安打3、与四球は1つと課題だった制球難も改善。
一時30.86まで膨れ上がった防御率は6.96にまで下がり、高木氏は「どれだけ高かったんだよって話だよな(笑)」と苦笑しながらも、「投げてるボールはエグいよ」「速いしシンカー落ちるしさ、スプリットは落ちるし、なんつってもまっすぐ速いな」と称賛する。
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■「投げてるときの感覚じゃないの?」
活躍の理由に関し、藤浪が安定するリリースポイントを見つけたとの記事に触れられると、高木氏は「遅くないか?」と冷静にツッコミを入れる。
しかし、「リリースポイントってバラバラだったからね」などと同調すると、なぜリリースポイントを見つけられたかについて「投げてるときの感覚じゃないの?」と推測。
「体の使い方で『ここだ!』っていうのがわかれば、技術的なものになってくれれば、感覚的なものじゃなくてね。それだったら崩れないよね」と好調の理由をにらんだ。
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■感覚であれば再び崩れる可能性も
こうして藤浪を讃えていった高木氏だが、動画内では「感覚で覚えたものってのは感覚なくしたら終わり」「技術的なものであってほしい」といった発言も。
「バランス的に、『こういうふうに投げたらここに絶対来る』っていうことを見つけられたんだったらなかなか狂わないよ」としたが、一方で「感性で『なんとなくここかな』って行ったら、バラバラになってしまう」とも危惧している。