岡田彰布監督の阪神タイガースがCSを勝ち抜く方法は… 川藤幸三氏が独自見解
阪神タイガースがクライマックスシリーズを勝ち抜くためのポイントをOB会長の川藤幸三氏が解説。
野球解説者の川藤幸三氏が自身のYouTubeチャンネル「川藤部屋 川藤幸三&横田慎太郎」で、岡田彰布監督率いる阪神タイガースがクライマックスシリーズを勝ち抜くためのポイントを語った。
■視聴者から「CSが不安」と訴え
18年ぶりの優勝を成し遂げたタイガースや視聴者から寄せられた質問についてライブ配信でトークをした川藤氏。
そのなかでスタッフが「CSが不安だという視聴者さんがかなり多くて。日程的にもペナントレースはこのまま雨で流れなければ10月1日で最後ですかね。ファイナルは中旬からで、2週間以上空いてしまう。日程的な面をどう見ていますか?」と質問する。
すると川藤氏は「そこが1番問題やね」とつぶやいた。
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■雨で試合が流れれば…
さらに「今から最低でも2試合もしくは3試合、雨で流してくれて。ファーストステージが14日からやから、10日前後ぐらいまで公式戦でやらせてくれるのが1番ええねん」と語る。
続けて「ファイナルステージは18日からやろ。そうするとまだ緊張感がある。間が空いて紅白戦とか、フェニックスリーグに行ってやるのも手かもしれねえけど、やっぱり公式戦でDeNAやカープと残っとってみろ 。それにジャイアンツを入れて。消化ゲームというわけにはいかへんわけや。2位か3位に残らなあかんねんから」とコメント。
そのうえで「必死になって戦ってくるはずや。そうすると緊張感のなかで勝負するのが1番ええねん。だから10月の10日前後ぐらいまでは、そういうなかで勝負できたら1番いい」と持論を展開した。
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■大敵は故障
川藤氏はその後「まあそこまでもたへんから、あとはもう仕方ない。 それでも気持ちのメリハリだけはつける必要がある。というのはやっぱり優勝したら疲れるんや。どっかでやっぱり抜かないと。だから今は少々抜いても構わんし、選手たちも首脳陣もそのへんのところはわかっとるから」と指摘する。
そして「(DeNAと巨人のCS争いが)こう(デッドヒート)なっていたらわからんわな。そういうときに、格好の練習台になる。そこにはある程度、良い状態に仕上げていかないと。そのときにまだ調子が上がってこないぞ、これからどうしていくんやではちょっと遅いかな」と話す。
さらに川藤氏は「焦らせてはアカン。最後の3連戦で出るピッチャー野手、レギュラー陣も含めて自分の手応えというものを感じるような3連戦をしてくれたらいいんじゃないかな。あとは持続をフェニックスリーグで、宮崎でやったり、また休ませたりとして、やりすぎて故障させてしまったら意味がないし。大敵は故障だからな」と語っていた。
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■ファーストステージは10月14日開幕
クライマックスシリーズは10月14日にファーストステージが開幕。その勝者と優勝チームが日本シリーズ進出をかけて戦うファイナルステージは10月18日から行われる。
阪神は2014年に2位で優勝した読売ジャイアンツに勝利し、日本シリーズに進出。しかし福岡ソフトバンクホークスに敗れ、1985年以来の日本一を掴むことはできなかった。