巨人低迷の要因は原辰徳監督ではない? 江本孟紀氏が分析「手の打ちようが…」
江本孟紀氏が巨人低迷の理由を解説。「監督ではない」「手の打ちようがない」と力説する場面も。
元阪神タイガース選手の江本孟紀氏が、自身のYouTubeチャンネルで「巨人が低迷した理由」を分析した。
■巨人が阪神に大幅負け越し
江本氏はセントラル・リーグの現状に「阪神が優勝したということで。シーズンがほぼ終わってね、私は巨人を優勝予想したんだけど、ボロボロ、はっきり言って。これぐらいの状況だとCS進出もならないのではないかと」と指摘する。
続けて「巨人がなぜ優勝できなかったのか。少し焦点をあててみるのも大事でね。これは阪神が優勝した原因の1つにもなるわけですから。巨人がボロボロというのは」と語る。
すると元ニッポン放送の松本秀夫アナウンサーが「だってボロボロに負け越しましたからね。阪神に(21日現在)で、5勝18敗(1分け)」と指摘すると、「これはやっぱり異常ですよ、負け方が」とつぶやいた。
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■低迷の責任は?
さらに江本氏は「そこまで強かったかというと、それほどでもなかったわけです、阪神はね」と指摘。そして「なぜ巨人が優勝できなかったか。ファンもメディアもすぐにね、短絡的に『監督が悪い』という」と話す。
続けて「私も人のことは言えないけどね、成績が悪いのは監督が悪いと言っちゃったから。でも、今年の場合はね、選手が全然いませんか、巨人に。選手が」と指摘する。
話を聞いた松本アナは「ちょっとひどかったですね。坂本選手が今年は出遅れた。丸に至ってはシーズン通してずっとダメ。大勢も故障でずっと戦列を離れました」とコメントした。
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■「手の打ちようがない」
江本氏は「若手がのびてきたかと言えばそうでもないし。たしかに岡本はホームランを打っているけど、この前も巨人担当といろいろ話したけどね、やっぱりタイムリーが少ないんですよ」と指摘。
そして「ここ1番で40本のホームランをね、良いところで打ったかというとその割合が少ない。去年の村上に比べたらね。そうやって考えたらね、手の打ちようがない。監督コーチはなにをしたらいいのっていうようなね、出せば活躍をしない、故障はする。『最後まで投げさせろ』というのは戸郷しかない」と話す。
さらに「リリーフの投手はフォアボールを出しまくる。ここにきて多少は抑えるようになりましたけどね。とにかくひどかったじゃないですか」と斬った。
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■データも提示
松本アナは江本氏の裏付けとして「巨人でいうと如実に出ているのが、チーム防御率が3.50で最下位。救援防御率、3.75も最下位ですから。先発もリリーフも全部最低」と指摘する。
すると「これでよく4位にいるよね。監督のおかげじゃないの?」と江本氏。松本アナは「9月19日現在の数字ですけど、阪神が四球を272個しか出していないのに巨人は372個を出している。ものすごい差です」と話す。
数字を聞いた「もうね、話にならないよね。四球の数が。リリーフの投手は四球を出したら終わりですよ。だから役割じゃないんですよ」とバッサリ切り捨てていた。