阪神・岡田彰布監督の四球査定、ライバルの巨人OBが大絶賛 「これってすごい」
岡田彰布監督の提案がきっかけで四球が激増、優勝につながったと言われている阪神タイガース。ライバル球団・巨人のOB2人も、この発想に舌を巻いている。
読売ジャイアンツOBの高橋由伸氏・槙原寛己氏が、30日更新の槙原氏YouTubeチャンネルに登場。今年18年ぶりの優勝を果たした阪神タイガース・岡田彰布監督の発想を讃えた。
■ファンも注目した四球の激増
今年の阪神は18年ぶりの“アレ”こと優勝を果たし、ファンの間では岡田監督の手腕が注目の的に。中でも、四球を査定に含めるようにしたアイデアは、出塁率の上昇という目に見える結果を残して話題になった。
槙原氏はこれについて、「岡田さんと会ってきたの、こないだね」と取材を回顧。「フォアボール今年めちゃくちゃ増えたじゃん? で『何かあったんですか?』って聞いたら、『俺はシーズン前に、フォアボールの査定をとにかく上げろ』『7回~9回の先頭バッターのフォアボール、これはもうヒットと一緒にしろ』」と、岡田監督の言葉を明かした。
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■「これってすごいじゃない?」
槙原氏が「これをフロントにOKさせた」「これをミーティングで選手に言ったら、絶対聞くじゃんみんな」と続けると、由伸氏も大きくうなずく。
槙原氏はさらに、四球数の上位をほぼ阪神の選手が占めていることを挙げ、「初球からカーンとフライ打っちゃうような選手が、今1番獲ってるんですよ。これってすごいじゃない?」と絶賛。
「由伸も経験したと思うけど、ミーティングで『今年こういう野球をしたいんだ』って言っても、最初の内はやるかもしれないけど、続かないじゃん?」「査定も全部見直して球団もそうさせた」「これ岡田さんさすが」と、制度から改革した手腕を讃えていった。
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■監督経験の豊富さが影響か
背景としては、岡田監督が三度目の監督就任と経験豊富なことに触れ、「どういうふうにしたらいいかが、明確に出た結果」とコメント。巨人監督経験のある由伸氏も、「経験がたくさんあるんで大きいですよね」と同調する。
由伸氏がさらに、「フォアボールとかってのは、外国人選手が結構あるじゃないですか」と続けると、槙原氏は一層深くうなずきながら「それなのよ」と返答。
「急に、『外国人ってフォアボールすごく査定してるんだよね』ってパンってひらめいた。それで球団に3月にこうしてみないかって話をしたって聞いて」と重ねて舌を巻き、「由伸政権が今後もし来たときの、ヒントじゃないんだけど」と参考にするようにも勧めていった。