懸賞金つきイベントも行われる「ツチノコ」は実在すると思う? ネッシーと比較すると…
「ネッシーを50年ぶりに大捜索」とのニュースが報じられたが、日本のUMA・ツチノコを信じる人の割合は…。
先日、ネス湖の怪物・ネッシーを「50年ぶりに大捜索する」との報道が世界を駆け回った。未確認生物(UMA)の代表格だが、編集部の調査では「実在する」と信じる人は約1割程度という結果だった。
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■イベントを行う自治体も
イギリスを代表するUMAがネッシーだとすると、日本を代表するもののひとつはツチノコではないだろうか。
猛毒を持っているとされるツチノコは、東北から九州まで全国各地に伝承があり、外見は「マムシに似ているがもっとずんぐりして太い」「大きくジャンプする」「鳴き声を出す」など、蛇の常識を超えた存在だ。
岐阜県の東白川村では、毎年『つちのこフェスタ』を開催しており、生け捕りには懸賞金もかけられているほど。そんなツチノコの実在を信じている人は、どれくらいいるのだろうか。
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■2割弱が「実在する」
Sirabee編集部が、8月27〜29日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「ツチノコ」について調査したところ、「確実に実在すると思う」と答えた人が2.6%。
「たぶん実在する」が15.0%で、ここまでのところで1割強だったネッシーを大きく上回っている。「もしかしたら実在」は55.6%。「絶対にいない」は26.8%だった。
ネッシーよりは身近ということもあり、信じたいと考える人も多いのかもしれない。
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■女性のほうが期待か
なお、ツチノコへの期待は男女でもかなり異なる。これは、ネッシーにおいても同様の傾向が見られたが、「確実に実在」「たぶん実在」を合計すると、女性ではちょうど2割。男性を5ポイント上回っている。
「もしかしたら実在」も男性より14ポイント以上多く、神秘的で超科学的なものに対しては女性のほうが親和性が高いようだ。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)