ジャニーズ会見後、294名の報道陣に配られた“4枚の紙” 藤島ジュリー景子氏の直筆サインも
ジャニーズ事務所の会見後、欠席した藤島ジュリー景子氏によるメッセージのつづられた紙が報道陣に配布された。文末には直筆の署名も。
ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐり、きょう2日に同事務所が2度目となる記者会見を実施。会見終了後には、この日欠席した前社長の藤島ジュリー景子氏によるメッセージのつづられた紙が報道陣に配布された。
■ジュリー氏、メリー氏とは疎遠に
会見を欠席したジュリー氏は手紙によるメッセージを託し、井ノ原快彦が代読。
ジュリー氏は、叔父であるジャニー氏や母で事務所の名誉会長を務めたメリー氏との関係などについて説明し、メリー氏が経営面で権力を持っていたこと、メリー氏の命令で取締役を務めたものの、自身に実権はなかったことを明かす。
20代の頃から過呼吸で倒れることがあり、パニック障害と診断されたことにも触れ、ジャニー氏、メリー氏とは疎遠で、ジャニーズ事務所の社屋に足を踏み入れず、メリー氏との会話を極力避けていたことなども告白した。
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■批判の声には「重々承知」
また、改めて被害者への謝罪とともに、補償や被害者のケアに専念すること、会社の代表権を返上すること、関連会社からも離れることなどを明かし、「ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切なくしたい」「ジャニーのしたことを私も許せません」などとつづる。
会見を欠席することに、「卑怯だと言われることは重々承知」としつつ、「皆様の前でお話ししたいことを過呼吸にならずにお伝えできる自信がなく、このようなお手紙にさせて頂きました」とした。
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■294人に1人1人配布
このメッセージは会見終了後、集まった294人の報道陣1人1人に配布された。手紙は4枚の用紙にわたっており、文末には「藤島ジュリーK」の署名が。
事務所の関係者によると、手紙自体は印刷されたものだが署名についてはジュリー氏本人による直筆で記されているという。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)