オリックス山崎福也が初の2桁勝利 平野佳寿は日米通算250セーブ達成【週刊バファローズ】
山崎福也が5度目の挑戦で初の2桁勝利を達成。「きょうは全部よかった」と安堵の表情を浮かべ…。
リーグ3連覇を果たしていわゆる消化試合に突入したオリックス。ここからはタイトル争いや記録達成が気になるところだ。
■2023オリックス・バファローズ戦績 9.27−10.2
対 千葉ロッテマリーンズ
大阪・京セラドーム大阪
9.27
○オリックス(山崎福)1-0(スチュアート・ジュニア)福岡ソフトバンク●
対 東北楽天ゴールデンイーグルス
宮城・楽天モバイルパーク宮城
9.28
●オリックス(東)9-5(藤平)東北楽天○
大阪・京セラドーム大阪
9.30
●オリックス(田嶋)4-5(岸)東北楽天○
10.1
●オリックス(黒木)2-8(荘司)東北楽天○
対 北海道日本ハムファイターズ
大阪・京セラドーム大阪
10.2
○オリックス(山本)3-0(ロドリゲス)北海道日本ハム●
※(カッコ)内は先発投手。
※通算成績はオリックス139試合84勝51敗4分けで優勝(2023.10.2現在)
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■山崎福也が2桁勝利
まず9月27日の福岡ソフトバンク戦(京セラ)では、山崎福也が9勝目を収めてから初の2桁勝利に向けて“5度目”の挑戦。
前回登板の優勝が決まった試合でも途中降板し、足踏み状態が続いており、残り試合も少なくなって来たことから、この試合で達成しないと厳しい状況に追い込まるところだったが、この日は力感もなく、テンポの良い投球で8回を無失点の好投を見せて、最終回は平野佳が抑えて、若月健矢が放ったソロホームランの僅か1点のリードを守り切り、山崎福に初の2桁勝利をプレゼント。
山崎福は「ここ最近、不甲斐ないピッチングが続いていたので、何とかきょう、絶対に決めるという強い気持ちを持って、試合に臨みました。きょうは全部よかったです」と安堵の表情を浮かべた。
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■タイトル・記録達成に向け…
クライマックスシリーズ(CS)争いが熾烈となっている2位から4位の争いに巻き込まれる形で、東北楽天とのビジター、ホームの変則3連戦はなんと3連敗。
負けない男の東晃平、楽天キラーの田嶋大樹で落としたのは痛かった。楽天がCSでファイナルステージまで勝ち上がって来ると厄介かもしれない。
連敗で迎えた2日の北海道日本ハム戦では、前人未到の3年連続投手4冠がかかっているエース山本由伸が先発。紅林弘太郎のタイムリーなどで3点の援護をもらうと、この日は球数を要しながらも7回を無失点の好投。8回を山岡泰輔が3者連続三振に斬って取ると、最終回は平野佳が登板しピシャリと抑えて、日米通算250セーブを記録。
山本は16勝目、防御率は驚異の1.21、勝率.727、奪三振169と投手4部門で単独トップとなり、今年も4冠達成が近づいている。
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■森友哉は頓宮裕真の打率狙い
森友哉が規定打席に乗り、打率.294といきなり上位にランクイン。「トン(頓宮裕真)を慌てさせてやろうかな」と打率.307のまま骨折のためシーズンを終了した現在首位打者の頓宮の打率を超すことを狙っているようだ。
シーズン終了までタイトル争いは続いていく。
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■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)