会見で指名されなかった望月衣塑子記者、イライラ止まらず　「東山氏と井ノ原氏の辞任を強く求めます」

ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐり、が今月2日に同事務所が行った会見で、質疑応答の際に指名する記者の「NGリスト」があったとNHKニュースで報じられた。これを受け、会見で指名されなかった東京新聞の望月衣塑子記者が5日、X（旧・ツイッター）を更新し、会見のやり直しを訴えている。

■顔写真や座席位置も確認

質疑応答は1社1問のルールで、司会者が挙手をした記者を指名する形で行われたが、挙手をしても指名されない記者が不満を訴え、場内が騒然とする場面もあった。

報道によると、ジャニーズ事務所から会見の運営を任されていたコンサルティング会社が、質疑応答の際に指名をしない人物の「NGリスト」を持参していたことが判明。リストには複数の記者やフリージャーナリストの氏名や顔写真が掲載され、座席位置なども記されていた。

ジャニーズ事務所側は、打ち合わせの際にコンサルティング会社側が持ってきたNGリストに「絶対当てないとダメ」と伝えたとして、「事務所の関係者は誰も関与しておりません」と説明している。

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■「東山氏と井ノ原氏の辞任を強く求めます」

望月記者は、このニュースを引用すると「大変不愉快です。やはり茶番・八百長会見でした。ジャニーズ事務所に反省など微塵もありません」とし、自身もこのリストを入手して、事務所側に質問を送っていたことを明かす。

続けて、「東山紀之新社長と井ノ原快彦ジャニーズアイランド社長は今回も『知らなかった』と逃げるでしょう。『性加害を知らなかった』と否定したように。ですが、このまま新会社での再出発など、到底絶対許されません。東山氏と井ノ原氏の辞任を強く求めます」と主張した。

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■「やり直し会見」を主張

また、「挙手した記者をあえて指名せず、井ノ原氏が『落ち着いて』などとトーンポリシング（相手の話方や態度を批判し、論点をずらすこと）を繰りかえしたのも、NGリストの存在を知らなければ起こりえないことです。井ノ原氏は、子供たちに今回の八百長をどう説明するつもりでしょうか」と非難。

「メディア工作を一手に担っていた、元広報担当の白波瀬傑前副社長らも知っていたのではないでしょうか。今回のリストへの関与を含め、白波瀬氏を同席させたうえでの『やり直し会見』を求めます」と訴えている。

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■「反省する気がない」「信用に値しない」の声

報道を受け、Xでも「NGリスト」がトレンド入り。

ユーザーからは「NGリストの何がダメなのか分からない」といった声もあったものの、一方で「不祥事を説明して謝罪する場でNGリストなんて作ってたなんて、反省する気がないとしか考えられないし、バレたら批判されるに決まってる」「PRコンサル会社はクライアントの事前承認なしに指名NGリストは作成しないし使用しない！」「実際にNGリスト通りに会見が進み特定の記者が排除された、これだけでジャニーズ新体制は信用に値しない」「指名NGリストがあったことが判明した時点で会見は失敗」と批判的な声があがっている。

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（文／Sirabee 編集部・しばたけろこ）