高橋由伸氏、巨人が勝てない理由を独自分析 「ドラフト制度が変わって…」
高橋由伸氏が読売ジャイアンツが勝てなくなった理由を分析。逆指名ドラフト廃止が影響?
元読売ジャイアンツ監督の高橋由伸氏が、槙原寛己氏のYouTubeチャンネルに出演。巨人が低迷する理由を解説した。
■巨人が勝てない理由は…
槙原氏は「今、監督を辞めて5年間経つと、古巣の話なんかは。監督批判、チーム批判みたいになっちゃうかもしれないけど、なんかちょっとこう思いつくようなことある?」と質問する。
すると高橋氏は「思いつくことというか、勝ち続ける組織を作るのは今、難しいですよね。だって、僕らがいたころも勝ち続けたわけではないでしょうけども、ドラフトも僕らは逆指名でなんとなくね」と話す。
話を聞いた槙原氏も「あのときはとれたからね、あのときの主力は全部ね」と同調した。
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■メジャー志向も要因?
高橋氏はさらに「だって、僕が現役だった2015年までの主力って、ほとんど逆指名ですからね」と指摘。槙原氏も「そうそう。要するにそのときの読売は良い選手、トップクラスを全部とっていたからね」とうなずく。
続けて高橋氏は「それとあとは、FAもわりと1番とっていた時期じゃないですか。それがあったからというわけではないでしょうけど、それってすごい大きかったと思う」と指摘する。
さらに「今はなかなかドラフトが制度が変わったり、FAもなかなか来にくい。あとメジャーに行く人が多いじゃないですか。これからどうなるか僕は言いにくいですけど、ジャイアンツの人間だって、メジャーにどんどん出ていく可能性もある」と話した。
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■苦しい状況でも…
高橋氏は「つねに勝ちを求められるチームだから難しいですよね。どんなに苦しい状況でも勝たなければいけないから。ほかのチームはタイガースだって18年ぶりでしょ、僕が監督の3年間は広島が優勝したんですけど、あれだって25年ぶりぐらいなわけじゃないですか」と語る。
そして「それはちょっと同じとは言えないかもしれないですけど。今年はヤクルトも苦しんでいるじゃないですか」と指摘していた。
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■逆指名ドラフトは2006年で終了
逆指名ドラフトは対象選手がドラフト会議前に希望球団を宣言できるもので、1993年に導入され、2006年まで運用されている。
選手が希望するチームに入団できるというメリットがあったものの、対象選手や関係者に裏金を支払っていた実態が発覚し、取りやめとなった。
巨人は逆指名ドラフトで高橋氏や仁志敏久氏、上原浩治氏、二岡智宏氏、阿部慎之助巨人ヘッドコーチ、内海哲也西武二軍投手コーチらを次々と獲得。いずれも主力としてチームを支えた。