ホテルのエレベーターに閉じ込められフライト逃した女性 追加費用が支払われ物議醸す
70分間もエレベーターに閉じ込められた女性は、苦しい思いをしただけでなくフライトも逃してしまった。ホテルは追加費用を補填する予定だという。
イギリスのホテルで女性がエレベーターに閉じ込められ、アメリカに帰るフライトを逃してしまった。
別のフライトを予約するためにかかった費用を補填するようホテルに要求しているが、人々からは「もっと早く出発していれば良かったのでは」といった声も寄せられている。
『Mirror』や『edinburghlive』などの海外メディアが報じた。
■エレベーターが停止
イギリス・エディンバラに滞在していた、アメリカ人女性のクリッシー・ハートさんは、ボストンへ帰る日、滞在していたモクシーホテルのエレベーターに閉じ込められてしまった。
チェックアウトの日の朝、クリッシーさんが大きな荷物を引きながらエレベーターに乗り込んだ時に、エレベーターが「ガタン」と大きな音を立てて停止してしまったという。
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■フライトに遅れ追加で10万円
クリッシーさんは、技術者に連絡するための呼び出しボタンを押したが、なぜか繋がらなかった。後になって、そのボタンは一度押すだけではなく、押し続けなければならなかったことが判明した。
結局、地元の技術者が到着するまで70分間も、暑いエレベーターの中で立ち往生しなければならなかったという。
ボストンへ帰る予定だったフライトにも乗り遅れてしまったため、新たに500ポンド(約10万円)を支払って別のフライトチケットを購入した。
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■費用の援助を要求
クリッシーさんは、若い女性と少女に対する暴力をなくそうとする非営利団体「トゥギャザー・フォー・ガールズ」の活動の一環として、エディンバラに6日間滞在していた。
追加でかかった500ポンドは、この非営利団体の活動資金から捻出されたという。
そのため、この500ポンドで団体はもっと有益な活動ができるはずだったことを主張し、モクシーホテルにかかった費用を補填するよう求めた。
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■女性に対して辛辣な意見も
モクシーホテルは、追加でかかったフライト費用を援助することに同意し、クリッシーさんに謝罪したという。
ところがホテルのこの誠実な対応に対して、報道を見た人から「うーん。海外へのフライトだったら十分な時間を持って出発しているはずだけど」「自分が呼び出しボタンの使い方を勘違いしていたのに、ホテルがお金を払うんだね」などと辛辣な意見が寄せられた。
また「私もエレベーターに閉じ込められたことがあるが、その時に学んだことがある。なるべく階段を使うことです」とアドバイスをする人もおり、余計なトラブルに巻き込まれないよう注意を促している。
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(文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)