青汁王子、札幌オリンピックの招致に私見 「もっとお金を使うべきところが…」
三崎優太氏が、オリンピック開催には多大なコストがかかることに触れて「新たな増税のトリガーにもなる」と指摘した。
実業家の「青汁王子」こと三崎優太氏が16日、自身の公式X(旧・ツイッター)を更新。オリンピックを招致することに対する考えを述べた。
■札幌のオリンピック招致が困難に
三崎氏はこの日、「札幌オリンピックが招致困難になり、絶望的になったらしい」と切り出してポスト。冬季オリンピックをめぐるニュースに反応した。
今月15日に国際オリンピック委員会(IOC)が総会を開き、2030年、34年の冬季オリンピックの開催地を同時に決定する方針を発表した。来月末から絞り込みを始め、来年夏頃の総会で決定する見通しだ。
北海道札幌市では34年以降のオリンピック招致を目指していたが、IOCが今回発表した方針により34年の招致は困難となった。同市の秋元克広市長は14日の記者会見で「候補地の絞り込みが行われる来月のIOCの理事会までに住民の意向を確認し、開催への理解を広げることは難しい」とコメントしている。
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■三崎氏が私見
34年の冬季オリンピックを日本で開催することが難しくなったが、三崎氏は「そもそも一時的に名誉や注目を得られるが、建設や運営にかかるコストは膨大、それが新たな増税のトリガーにもなる」とオリンピックのコストに言及。
さらに、「長野五輪の施設の残骸を見れば、悲惨な末路になることは明白」と続ける。1998年の長野オリンピックの際には施設が新たに作られたが、その改修費が財政を圧迫していることに触れた。
金銭コストの大きさに言及した三崎氏は「今の日本にはもっとお金を使うべきところがある」と述べている。