思い出したくもないはずなのに… 約5割が「嫌いな人」にほどよくすること
精神衛生上のことを思えば、あまり考えないほうがいいのだろうけれど…。
嫌いな人のことを考えるのは、時間の無駄だとよく言われている。しかしそれでもつい、プライベートの時間などに嫌いな人を思い出してしまう人も多いようだ。
■約半数「苦手な人ほどよく考える」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女967名を対象に実施した調査では、全体で54.6%が「嫌いな人のことほどよく考えている気がする」と回答した。
男女別で見ると、男性が50.7%、女性が58.3%となっていた。
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■苦手な先輩のことをよく考えて
会社の苦手な人のことをよく考えてしまう20代女性は、「会社の先輩はきつい口調で当たってくるので、ずっと苦手に思っています。そんな先輩のことを、気づけば家に帰っても考えているときがあるんです。嫌いな人のことを考えてもイライラするだけなので、できればもっとポジティブなことを考えたいのですが…」と話す。
プライベートで考えるのをやめたいと思っているが、「せめてプライベートな時間くらいは、その先輩のことは忘れたいんですけどね。ただ自分の中での一番の問題なのか、頻繁に考えてしまうんです。ネガティブなことのほうが、記憶に残りやすいのかもしれませんね」と続けた。
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■悪口は盛り上がる
悪口は盛り上がると考える30代男性は、「会社で仲のいい人たちと飲みに行ったときには、会話のほとんどが職場の悪口になりますからね。それだけストレスがたまっているともいえますが、まじめな話よりも悪口のほうが盛り上がるのもあるでしょうね」と語る。
しかし一人でいるときは苦手な人のことを考えないようにしているようで、「人と集まって悪口を言うときには、あえて嫌いな人を思い出しているところはあるかもしれません。ただ一人でいるときには苦手な人のことを考えると憂鬱になってしまうので、できるだけ思い出さないようにしています」と続けた。
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■イライラを抑える手段として
ネットユーザーからは、「嫌いなやつのことの『ここが嫌い』とか考えて並べ立てないと、イライラが収まらん」や「悪口陰口ってのは嫌いな人の事を考えながらするものだから、メンタルがプラスになるわけがないんだよな」などの投稿が。
しかし嫌いな人のことを考えるのは時間の無駄だと考える人も多く、「自分を嫌っている人の事を考える時間はもったいないです」や「嫌なことを考えず、やりたいことに時間を使った方がいい」のような意見も見られた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女967名