日本シリーズ初日も「野球ハラスメント」が話題に WBCを機に急増で賛否噴出
野球日本一を決める日本シリーズの直前、興奮するファンをよそに「野球ハラスメント」がまさかのトレンド入り。
プロ野球日本シリーズ初日となる28日、X(旧・ツイッター)で「野球ハラスメント」なるワードがトレンド入りし、賛否さまざまな反応が上がっている。
■決戦を前に不穏なワード
今年の日本シリーズは阪神タイガース対オリックス・バファローズと、ともに関西に本拠地を置く球団同士の“関西ダービー”。阪神と南海ホークスが激突した1964年以来じつに59年ぶりであり、関西を中心に開催前から注目を集めている。
しかし、そんなビッグイベントを控えた昼、Xでは突如「野球ハラスメント」なるワードがトレンド入り。きっかけになったのは、同日午前に放送された『ニッポン人の頭の中』(日本テレビ系)だった。
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■WBCを機に急増
番組は今年1月1日から9月27日までを対象に、Xに投稿された「◯◯ハラスメント」という言葉を調査。第3位が「パワハラ」で8,088件、第1位が「セクハラ」で1万3,871件という結果が出る中、出演者は1万1,781件の第2位を当てるクイズに挑んだ。
この答えとなったのが「野球ハラスメント」で、最も投稿されたのはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)期間中の3月16日12時というデータも示される。SNSの批判的な投稿も紹介され、野球の話題が反感を買うことが多い実態が明らかになったのだった。
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■上司からの野球ハラスメント被害が続々
街頭インタビューの映像でも、大谷翔平選手の話題に「私はあんまり詳しくないので困ります」「(会社の飲み会で)『日本人としてみんな見てるよね?』くらい言われたことあります」など、野球ハラスメントの被害談が続々と上がる。
また、「成績ががうまくいかなかったときに、上司から中日ドラゴンズの調子悪い選手の名前を出されて、『お前◯◯みたいだな』って言われて、僕からしたら何を言っているのかなって…」など、何でも野球に例えるハラスメント手法も語られていった。
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■賛否噴出の議論に
こうした特集が話題になってトレンド入りを果たすと、「野球ファンはみんなが知ってる前提で話すのやめてくれ」「いったいどれだけの人が野球に見たい番組を潰されたことか…」「野球中継で見たい番組が何度なくなったことか」などと共感の声が。
しかし、「おじさんは野球が好きなんだ」「若い世代は何でもハラスメントにしたがりすぎ」「ワールドカップのときもサッカーやラグビー見てないと非国民扱いだったじゃねえか」「そんなこと言い出したらドラマハラスメント、バラエティハラスメント、音楽番組ハラスメント、オリンピックハラスメント… キリがないよ」といった反論も多く、トレンド入りも納得な賛否噴出の議論となっている。
野球日本一を決める日本シリーズ直前に「ハラスメント」が話題になるとは、ファンにとっては残念だったかもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)