「流しのタクシー」がつかまりづらくなった? 首都圏ではとくに…

配車アプリは便利な一方で「流しのタクシー」がつかまりづらくなったとの実感も。調査してみたら…。

2023/10/31 05:45


タクシー

「景気のバロメーター」のひとつとも言われるタクシー。かつて、20世紀のバブル時代には繁華街で流しているタクシーをつかまえるのが非常に困難で、「1万円札を手に持って振った」といったエピソードも聞かれる。


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■配車アプリが普及

近年、タクシー配車アプリのテレビCMをよく見かけるようになった。流しているタクシーに乗るよりは、若干の配車料金が必要ではあるが、確実に乗れるのは便利なサービスだ。

ただ、その普及の影響もあってか、街中を走るタクシーは「予約車」「回送」といった看板を掲げているクルマが目立つ。

急いでタクシーに乗ろうと思っても、なかなか空車を見つけられないことも、とくに最近は増えているのではないだろうか。世間の実感はどうなっているのだろう。


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■4割強が「つかまりづらく」

Sirabee編集部が、10月11〜16日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「流しのタクシー」について調査したところ、「かなりつかまりづらくなった」と答えた人は9.4%だった。

「ややつかまりづらくなった」が32.5%。最も多かった回答は「あまりつかまりづらくない」で39.5%だが、それを上回る人が「つかまりづらくなった」と実感していることがわかる。

タクシー


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■首都圏ではとくに

流しのタクシーが走っている割合は、都会と郊外、また地方によっても異なるだろう。

そこで、東京・名古屋・大阪の三大都市圏を含むエリアに絞って比較してみると、「かなりつかまりづらくなった」という回答が最も多かったのは、東京・横浜を含む南関東で9.2%。

一方、大阪や京都、神戸を含む近畿地方では3.8%にとどまった。

「ややつかまりづらくなった」を含めると、名古屋を含む中部が1位となるが、首都圏や名古屋エリアと比較すると、近畿地方はまだ流しのタクシーも健在のようだ。

タクシーつかまりづらくなった


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■執筆者プロフィール

タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年10月11日~10月16日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

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