不気味な世界で怪異に立ち向かえ… 話題の『恐怖の世界』が想像以上にゾワゾワで最高だった
10月19日に発売された話題のホラーゲー『恐怖の世界』を実際にプレイ。これは怖いもの好きプレイ必須かも。
インディーゲームパブリッシングブランド・PLAYISMが、10月19日にコズミックホラーローグライトRPG『恐怖の世界』の日本語版を発売。独特な世界観やグラフィックで話題になっていたため、実際にプレイしてみた。
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■本作のストーリー
シンプルかつ興味をそそられるタイトルの同作。ストーリーは、旧き神が目覚め狂気が渦巻く世界へ這い出てこようとしている中、塩川町に忍び寄る”世界の終わり”を生き延びていく…というもの。
廃校から病院、古いアパートなど様々ステージが存在し、突き進むにつれ不気味な怪異やイベントに遭遇していく。それらをどう乗り越えていくかはプレイヤーの選択次第。突如襲われて始まるターン制の怪異とのバトルも存在し、常に背筋が凍るような緊張感があるのも魅力のひとつだ。
なお、1bitまたは2bit(選択可)で描かれる独特なグラフィックや世界観に則したレトロなBGMも恐怖を掻き立てる。カラーパレットを自由に変更でき、好みの雰囲気で楽しめるというのも珍しいギミックだろう。
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■ハサミ女を探しに…
初めにプレイするストーリーは「身の毛もよだつハサミ女の未解決事件」。行方不明になった友人が残したノートの情報を手がかりに、噂の“大きすぎる笑みを浮かべる女性”を封印するための儀式を執り行なうのが目的だ。
ロッカールームを調べたり、校内を探索したり、何故か初期より持っている「おいしいたい焼き」を食べたりしたりしながら、アイテムや情報を集めていく主人公。道中でどこか違和感のある臨時教師に遭遇し、アクションの選択を迫られることも。ここでの判断がステータスに影響を及ぼし後に響くため、慎重に選んでいく必要がある。
バトルシーンでは攻撃や防御など、お好みのアクションを自由に組み立てて戦っていく。
シンプルに攻撃を連続して短期決戦を狙うもよし、相手の命中率を下げて被弾少なめに安定した戦いを目指すのもいいだろう。道中で拾う武器によって、攻撃力や命中率が異なるため、そこの選択も勝敗に大きく関わっていく。
頭は使うが、アクションゲームとは異なりゆっくりと選択肢を選ぶタイプであるため、自分のペースで進めていこう。
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■恐ろしいボスを倒すと…
同ストーリのボスにあたる「恐怖のハサミ女」は、顔が3つ連なった恐ろしい形相をしている。
遭遇するまでの条件によって、見た目やステータスに変化があるのも面白いポイントだ。相手がハサミを使うということもあり、攻撃を受けると主人公が「口裂け」というステータス異常になることも。壮絶なバトルのあとの予想外なエピソードは自身の目で確かめてみてほしい。
実際にプレイした感想としては、世界観はもちろん素晴らしく、ゲームのシステムも面白かった。難しい操作はない反面、理不尽な運の要素が多くあり、むしろこれが絶妙のゲームバランスを実現しているだろう。
余談だが、難易度の表現がeasy/normalなどではなく「新参者」「狂信者」「破滅の前触れ」になっているなど、随所に遊び心が散りばめられているのもこだわりが感じられて嬉しかった。
ホラー好きにはたまらない作品であるのは間違いないため、気になった人はチェックしてみては。
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